東大寺南大門を入って東側にある天皇殿で11/10まで特別公開中の
細川護熙元首相奉納「白文華厳唯心偈」屏風を拝見してきました。
門を入って真正面に天皇殿。
その右側には、校倉造りの本坊経庫(国宝)を見ることができます。
今回の特別公開のおかげで、久しぶりに天皇殿の中まで上がって、聖武天皇坐像をお参りさせていただくことができました。
細川護熙元首相奉納「白文華厳唯心偈」屏風は正面の聖武天皇坐像の両側に置かれています。正面以外は写真撮影可ということでした。
この六曲二双の屏風は昨年の10月に奉納されたもので、胡粉をニカワで溶いたもので経文を書き、紙の裏から墨で染め上げた文字は、各区画に5文字ずつ、約100字で華厳経の本質を表しています。
たまたま参拝されている方がほとんどいらっしゃらなくて、ゆっくりとしたひとときを過ごすことができ
天皇殿から見るお庭の清々しい緑や
ところどころ紅葉している木々に目を喜ばすこともできました。
こちらは2009年に一度お参りにうかがったことがある、理源大師像がお祀りされている持仏堂。
そして本坊も見えます。
大仏殿参道の喧騒から一歩中へ入ると、一瞬にして静寂の世界。
ふだんは非公開の天皇殿ですが、このように参拝できる機会があって有難いことでした。
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細川護熙元首相奉納「白文華厳唯心偈」屏風特別公開
会場:東大寺天皇殿
公開日時:11/10まで 9:30~17:00(入堂は16:30まで)
拝観料:500円 / 小学生以下無料
(チケットは東大寺ミュージアム券売所で販売)