7月24日 東大寺知足院「地蔵会」
この日に限り一年に一度、ご本尊「文使い地蔵」さまがご開扉され、法要後にお参りさせていただけます。
「文使い地蔵」ご開帳をお目当てに、何度かお参りに伺っていますが、朝8時から始まる東大寺一山による法要の最初から参座したことがなかったので、今年こそはと知足院に急ぎます。
午前8時ちょうど。
出仕の鐘が鳴り、僧侶の皆さまが入堂され法要が始まります。
法要は1時間余り。
最初の「九条錫杖」では、少し二月堂修二会を思い出しながら至福のひととき。続いての「理趣経」では、導師を務められた若いお声がお父様そっくりなことにまたまた至福のひととき。
「理趣経」読経の小1時間ほどの間、僧侶の皆様方が堂内を行道されますが、最年長の宗玄長老さまも杖をつきながら最後まで行道されていらっしゃって、お姿を拝見しているだけでも有難い気持ちになっておりました。
法要は1時間15分くらいだったように思います。
その後に参列者は、截金文様が美しく端正なお顔のお地蔵様を間近でお参りさせていただけます。
お地蔵様の美しさも格別ですが、2年前の奈良博「源信展」以来に拝見する御厨子も美しく、まさに眼福のひとときでした。
そして、法要に参列した人たちのお参りが一段落したら御厨子も閉じられるような感じでしたので、ご開扉だけをお目当ての場合は早い目に(9時半までには)行かれることをお奨めします。
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帰り道、ご近所の五劫院さんのお地蔵さまにもお参りして、小さな子供たちの健やかな成長をお願いしました。
帰宅後、近畿地方に梅雨明け宣言が出ていました。
いよいよ夏到来ですね。