何とも愛らしい絵柄の鹿や神官や童子に天女たち。
この絵柄、ブログ読者の方なら、きっとどこかで見たことがあると思います。そう、こちら!★
その過去ブログにも書いてますが・・・「奈良絵」といえば、奈良の名産でもある赤膚焼きに描かれた独特の作風の図柄を「奈良絵」というのだと思っていたのですが、元々は御伽草子など絵草子に描かれた絵を、明治になって「奈良絵」と呼ぶようになったそうです。
「奈良絵」は、大正頃から昭和初期にかけて奈良の土産物として登場し人気を博したもので、この「奈良絵」を創案した奈良人形師・谷沢左近の原画も併せて展示されています。(上の写真2枚↑)
谷沢左近没後、その絵は長らく姿を消していましたが、左近が描く奈良絵の筆意を汲んで創意発展させた、新しい現代の「奈良絵」が由美さんの「なら絵」で甦ったのです。
新たに南都八景を題材に描いた団扇や
1286頭の小さな鹿のオブジェ
便箋や葉書、ポチ袋まで全て手描きの作品で、愛らしい絵柄とともに優しい気持ちに包まれます。
会場の「藤影堂」さんは趣があって、とても素敵なところ。
普段はポストカードを取り扱うギャラリーとして営業されています。
普段はポストカードを取り扱うギャラリーとして営業されています。
今回の「なら絵と鹿たち~由美作品展」は4/11(日)まで。
時間は11:00〜18:00(最終日16:00)、水曜日はお休みです。
この看板を東に入ったところです。