2019年10月19日土曜日

10/17~11/10「興福寺国宝特別公開2019」

「興福寺国宝特別公開2019」
今年は 6年ぶりに北円堂と南円堂が同時開扉されます。
正倉院展前の まだ人出が多くないうちに 早速行ってまいりました。
鎌倉時代の天才仏師運慶の父・康慶の傑作がそろう南円堂。
例年は、毎年10/17のみしか開扉されないので、タイミングが合わないとお参りに伺えなかったりして、私自身も数年ぶりの参拝です。
 久しぶりにここから見る三重塔↑と五重塔↓。
ご本尊の不空羂索観音坐像の圧倒されるような大きさと、それでいて、慈悲深いお顔立ちに心がとろけるように気持ちになって、しばらくぶりに伺ったことを勿体なく思ったり。
南円堂にいらっしゃる四天王像は、長い間、仮金堂(現在の仮講堂)に安置されていた四天王像で、鎌倉時代に南円堂の像として康慶一門によって造られたもの。一昨年12月に南円堂に戻され、昨年 国宝に指定されました。(それまで南円堂に安置されていた木造四天王立像は、昨年10月に落慶した中金堂に移されています。)
そして、国宝館に安置されていた、康慶一門作の木造法相六祖坐像(国宝)も南円堂に移され、南円堂には、これで康慶と弟子たちが造った像十一体(すべて国宝)が揃ったことになります。
それにしても、その四天王像の彩色の美しいこと!
法相六祖坐像は、国宝館で拝見した時の方が印象に残りましたが、それでも康慶一門作の国宝が揃った南円堂の空間は素晴らしくて、何とも言いようのない至福感を味わうことができました。
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北円堂。
ご本尊の弥勒如来坐像、その背後に安置されている無著・世親立像などの運慶一門の名作に、仏様にお参りというよりは、つい鑑賞してしまうのですが、こちらも久しぶりにお参り出来て大変満足でした。
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靴袋とゆかりを記念品にいただきました。ありがとうございます。
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興福寺国宝特別公開2019
公開期間:10/17~11/10
拝観場所:南円堂・北円堂
拝観時間:9:00~17:00(受付は16:45まで)
拝観料:大人1000円 / 中高生700円 / 小学生300円(記念品付)