2019年10月6日日曜日

10/14まで「旅するぬいぐるみたち2019」展

ぬいぐるみ作家・野原レンゲさんと、フォトアーティスト・堀川宏幸さんによる ぬいぐるみ写真を使った絵物語の作品展「旅するぬいぐるみたち」展が、今年も 奈良町資料館にて開催されています。

レンゲさん曰く。今年の目玉はイノシシライダーだそうで、ジオラマビルダー・武村ヒサヤさんが手がけられたバイクが素晴らしく
 ぐるっと360度回転して見ることができます。
昨年の作品展でお目見えした鹿ライダーの物語に新たに登場したのが、このイノシシライダー。そのバイクもさることながら、ぬいぐるみの意匠の凝っている事!
もう一つの新作、ルリセンチコガネは奈良公園の鹿の糞を分解してくれる「フンコロガシ」ですね。こちらでは、ルリセンチコガネはバイクの整備士として、鹿ライダーにバイクのイロハを教えています。

フンコロガシの家として展示されているドールハウスも可愛いですね。こちらはドールハウス作家の琴原恵さん、百田純子さんとのコラボです。
また、壷阪寺に三百年以上も昔から伝承されている「壺坂霊験記」を、ぬいぐるみ物語にリメイクするという制作も進行中で
沢市・お里のぬいぐるみ制作の様子は、レンゲさんのサイトのこちらに写真がアップされています。ぬいぐるみ本体の制作だけでなく、着物や帯などの制作過程を拝見して、色や柄の組み合わせに思案したり工夫したりされている様子や縫製の細やかさなどがよくわかって、ちょっと感情移入してしまいました。
会場には、フォトアーティストの堀川さんもいらっしゃって、ぬいぐるみと風景をどのような構成で一枚の場面につくっていくのか・・・少しお話もうかがえました。
盲目の沢市とその妻お里のぬいぐるみ物語。作品のできあがりがとても楽しみです。

「旅するぬいぐるみたち2019」展は10/14(月祝)まで。
奈良町資料館にて、入場無料、10:00~17:00(最終日~15:00)