2025年1月19日日曜日

DIC川村記念美術館へ*

東京滞在中の二つ目に訪れた美術館は「DIC川村記念美術館
当初の1月下旬から3月いっぱいまで延長されたものの、2025年4月以降は閉館になるとあって、多くの方が来場されています。
かくいう私も、閉館前にもう一度マーク・ロスコに会いたくて訪れた一人です。・・・もう一度というのは、2009年2月に開催された特別展「マーク・ロスコ 瞑想する絵画」展を観に来ているからで、あの感動を再び!と朝早くから出かけて行きました。

東京駅から総武線で約1時間、佐倉駅からは無料送迎バスにお世話になります。朝8時前の東京駅はごった返していて総武線ホームまで中々辿り着けません。

今回の閉館発表から美術館存続の声が大きく、規模を縮小して移転する方向に検討しているとの報告がありました。確かに、美術館の位置する自然や風土の素晴らしさは魅力ですが、気軽に通うには遠すぎましたので、移転がうまくいって、これから何度も通える立地で、またロスコに会えることを切に願うばかりです。

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さて、まずはコレクション展を堪能して、そして常設展示室の途中にあるお茶室でお茶をいただき、長い廊下の先にあるロスコルームでマーク・ロスコに包まれて、その後は2階の「木漏れ日の部屋」へ。
1/26まで開催中の「西川勝人 静寂の響き」展の作品が「木漏れ日の部屋」にぴったりと合っていて、こちらもずっとそこにいたい気持ちになります。

館内併設のレストランは事前予約で満席。
お茶席でお茶をいただけたのは何よりでした。(こちらは撮影可)
庭園散策もしてゆっくりしたかったのですが、帰りを急いでいたので、好きな展示室をもう一度鑑賞して、美術館を後にしました。

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2009年開催の「マーク・ロスコ 瞑想する絵画」展については、「青い日記帳」さんのブログに詳しいレポと写真が掲載されています。
この特別展は、30点からなるシーグラム壁画のうち、ロンドンのテイト・ギャラリーから3点、ワシントン、ナショナルギャラリーより5点、川村美術館所蔵の7点が一堂に集まり、それはそれは見事な素晴らしい展覧会でした。
この時に購入した展覧会図録は私の宝もの。



緑豊かな広大な庭園の中に佇む美術館。
桜の木も多く、閉館前の春爛漫の頃に来られたらいいでしょうね。