2025年1月15日水曜日

冬の斑鳩の里

遠方より来る友の、中宮寺へ行ってみたいというリクエストに応えてご案内がてら、久しぶりに斑鳩の里へ。
聖徳太子ゆかりの中宮寺、法輪寺、法起寺にお参りしてきました。
中宮寺の御本尊、半跏思惟像。
アルカイックスマイルの魅力的な仏様の黒光りの輝くお姿に、金銅仏だと思い込んでいたのでしたが木像の仏様と知ってびっくり。近くで静かにお参りさせていただきました。
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法輪寺の三重塔は、今年再建50年の年になるそうで、時期はまだわかりませんが御開帳があるようです。
(HP より、三重塔の再建ものがたり
実は初めて拝観させていただきましたが、素晴らしい仏様方がいらっしゃって有難い思いでいっぱいになりました。飛鳥仏も彩色が美しく残っていて、1400年の時の流れも一瞬のように感じます。
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法起寺の三重塔は現存する三重塔の中で日本最古なのだとか。
手前左が、葉が3枚のものもある「三鈷の松」
収蔵庫中央の十一面観音像の見事な迫力に圧倒されておりました。
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冬枯れの静寂の中にも飛鳥時代に心を遊ばせて、これこそが奈良を訪れる楽しみではと、私もひととき旅の人になったのでした。