2021年10月11日月曜日

興福寺国宝特別公開「五重塔」

興福寺の五重塔が、来年からおよそ120年ぶりとなる大規模修理に入り、その大修理前の御開帳として、五重塔初層内陣がただ今特別公開されています。
威風堂々の立ち姿は、奈良の街中のどこからでも見えるランドマーク的存在。工事が始まると、覆いでその姿が見えなくなるので、今のうちにしっかり目に焼き付けておきたいと特別公開に行ってきました。 
初層内陣には、心柱の四方に薬師三尊像、釈迦三尊像、阿弥陀三尊像、弥勒三尊像が安置されていて、ゆっくり拝観させていただき、須弥壇北側の下から覗き見る 心柱も拝見。(心柱は埋め込んではいなくて置いているだけで、その方がかえって地震に強いらしいです)

そして、国宝館では特別公開期間中、『興福寺流記』など五重塔の歴史を物語る史料の一部を展示しています。五重塔は過去に5回も焼失・再建を繰返しているのですが その内3回は落雷によるものなのですね。
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興福寺国宝特別公開「五重塔」
公開期間:前期 10/9~11/23  後期 2022年3/1~3/31
拝観時間:9時~17時(最終受付は16時45分)

その他に関連イベントとして・・・
◆10/29~11/20に開催される「秋夜の奈良旅2021」期間中の金・土曜日は、初となる夜間特別開扉(17:30~20:00)も実地されます。
◆「インスタグラム フォトコンテスト~」
 五重塔が大修理に入る前に、あなただけのベストショットをインスタグラムで披露してみませんか。 募集期間は2021年11月末まで。
応募方法は、①インスタグラム 朝日新聞公式アカウント(asahi_shimbun)をフォロー。 ②興福寺五重塔が写っている写真または動画を「#わたしの興福寺五重塔」を添えて投稿。
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ブログ過去記事から五重塔は2008年と2016年にも特別公開されていました。参考までに2008年/ 2016年のブログ記事もご覧下さい。