2020年6月24日水曜日

紫陽花づくしとご宿泊御礼*

今日のブログは、ここ最近の奈良倶楽部の様子を近況報告です。
奈良倶楽部館内には、お客様に喜んでいただきたいと、季節のお花をあちらこちらに飾っています。
休館期間中は、実家の庭や奈良倶楽部の裏庭などの、その時々に咲いているお花で館内を飾ることができ、お客様不在でもお花を絶やすことなく過ごせたのは幸いなことでした。
私の花の好みは多種多様で、お花屋さんで出会った花がその日の一番の花。どの花も最後まで美しく生けてあげたいと思いながら、毎日の水揚げ仕事も厭わず楽しんでいます。
そんな色々な花の中でも、とりわけこの季節の、雨上がりの水気をたっぷり含んだ紫陽花が大好きです。
鉢植えで玄関先を飾った後に地植えしたり、生け終わった後の一輪を挿し木で増やしていったりと、小さな裏庭に数えてみると15本の紫陽花。今年はたくさんの花を付けてくれて、館内のお花がすべて紫陽花だけという紫陽花づくしの日もありました。
6月19日、府県を跨ぐ移動制限が解除になって、この日を境に、近隣府県のお客様方のご宿泊やご予約が少しずつ増えてきました。
と言っても、まだ一日に一組や二組のお客様で貸し切り状態の中、お客様には大変ごゆっくりと過ごしていただいて、私達も久しぶりの仕事に慣れながら・・・という状況です。
お客様もほとんどがリピーターさんで、「お元気でしたか?」「お久しぶりでした」のご挨拶をいただくだけで胸がいっぱい。有難くて嬉しい数日を過ごしています。
皆さん、異口同音におっしゃるには、「奈良の空気はやっぱりいいわ~」「気持ちがすーっと緩んでいく」と。
そして、休館中にブログで発信していた「奈良公園の風景、朝早くや黄昏時の空の色に随分と慰められました」と過分なお言葉をいただき、「でも”奈良の匂い”は奈良に来てこそやね~」と、皆さんほとんどの方が、夜の蛍狩りや早朝散歩を堪能されて、奈良の空気を思いっきり吸ってらっしゃいました。
また「久しぶりの、館内のお花にも慰められます」というお言葉もいただき、お庭の紫陽花がまだ十分綺麗に長持ちして、お客様の目に触れることができてよかったと、ほっとしています。
「新しい生活様式」を取り入れたコロナウィルスとの長い付き合いが始まって、こういう状況を「ウィズコロナ」というのかなと思いながら、奈良倶楽部も、充分に気をつけながらエンジン始動、ゆっくりと動き出しています。
本当に、まだまだゆっくりですが、ご宿泊やご予約をいただき、ただただ感謝です。どうもありがとうございます。