2022年10月5日水曜日

「春日若宮お砂持ち」

「正遷宮」前の若宮内院にお砂を納めるお砂持ち行事。
十日会の皆様とご一緒に参加してきました。


お砂を入れる袋は2種類あって、どちらか好きな方を選べます。
表の絵柄が少し違いますが、裏面は同じ絵柄。
「おん祭」を奈良絵風にデザインされていて可愛いですね。
着到殿にて、それぞれ好きなだけお砂(白砂ではなく、どちらかというと粒砂利です)を袋に詰めて、若宮社へ。

内院に入る前に神職の方が祝詞奏上をされて、一同お祓いを受けて中に入って、お砂を敷き詰めていきます。

内院から出て(若宮さまはまだご遷座前で御本殿の中にはいらっしゃらないので)この場所からは撮影OKでした。
御本殿は、水銀が原材料の本朱塗り、鳥居などは丹色に塗られています。本朱は時間が経つと黒ずんで、丹色は白くなるのだそうです。
檜皮葺の屋根も真新しい千木も何もかもが美しくて、間近で拝見できて本当に良かったです。

こちらは神楽殿の裏側になります。
写真の石段には手すりが新しく付けられていますが、10/30から11/6までの「八日間初まいり」では、ここに釣り燈籠が吊るされて、この石段から神楽殿へ入って若宮社へお参りするコースになるようです。

春日大社御本殿(大宮)と若宮社を結ぶ道を御間道おあいみちと言いますが、かつてはご本社(大宮)と若宮の間をお百度参りされる方が多く、一番初めに灯籠が設置されたのがこの御間道なのだそうで、古くは室町時代の石灯籠もあるのだとか。
ただ、古い燈籠が地震などで倒れた時に、火袋の窓からひびが入って割れやすいので、今回の御造替を機に、火袋を木造で新しくしているのだそうです。

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春日若宮お砂持ち」は10/10まで。 
10時・10時半・11時・11時半・13時・13時半・14時・14時半と各回30分ごとで所要時間30分。神職または職員の方が案内して下さいます。(予約制ではありません)初穂料 2000円(特別記念品付き)

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10/28 19時から行われる遷座祭はNHKBSで生中継されます。
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