平城宮いざない館で開催中の「元明天皇展」で、天皇ゆかりの地が紹介されていました。 その一つが、徒歩圏内の「奈良豆比古神社」。
樹齢1300年のクスノキが有名で、奈良倶楽部から徒歩20分くらい。般若寺の先に位置するので、お客様方にご案内したり、私自身もクスノキに会いに行ったりと、よく訪れているところですが、元明天皇ゆかりの地であることは知りませんでした。
拝殿入口の手前右側には「元明天皇陵墓碑御旧跡」と記された石碑があります。これは、奈良豆比古神社にかつて「刻字之碑(函石)」があったことを記念して立てられたもの。
その「刻字之碑(函石)」は、今は元明天皇陵に戻されていますが、神社の資料館には「刻字之碑(函石)」の拓本が保存されています。資料館は事前に電話予約で見学可能です。この日は、偶然にも神社の方がいらっしゃったので快くご案内していただくことができました。
そもそも何故「刻字之碑(函石)」が神社にあったのかということですが、江戸時代に土砂崩れで田んぼに流されていた函石を奈良豆比古神社で預かっていたのが、後年それが元明天皇が遺言で指示した石碑だとわかり、陵墓の確定もできたそうです。
資料館には、慶応年間に描かれた元明・元正天皇の陵墓図や、寛政3年(1791年)の大和名所図会なども保存されています。
大和名所図会によると、当時は神社に隣接して善城よしき寺があり、境内も広大だったようです。
また、奈良豆比古神社の東には奈良阪の高札場があったと大和名所図会にあり、その様子を復元してあります。
今までは、翁舞とクスノキばかりで認知していましたが、知れば知るほど興味の尽きない神社です。
金魚の形をした葉を持つ椿も群生しています。
そしてクスノキの巨木。
この木にはフクロウが巣を作っているようで、過去に何度か巣立ち前の雛が木から落ちたことがあったようです。
神社から元明天皇陵まで歩いて行けるのですが、それはまた次回に。
いつになるかわかりませんが、これから時間のある時に、ゆかりの地を巡ってみたいと思っています。
資料館には、慶応年間に描かれた元明・元正天皇の陵墓図や、寛政3年(1791年)の大和名所図会なども保存されています。
大和名所図会によると、当時は神社に隣接して善城よしき寺があり、境内も広大だったようです。
また、奈良豆比古神社の東には奈良阪の高札場があったと大和名所図会にあり、その様子を復元してあります。
今までは、翁舞とクスノキばかりで認知していましたが、知れば知るほど興味の尽きない神社です。
金魚の形をした葉を持つ椿も群生しています。
そしてクスノキの巨木。
この木にはフクロウが巣を作っているようで、過去に何度か巣立ち前の雛が木から落ちたことがあったようです。
神社から元明天皇陵まで歩いて行けるのですが、それはまた次回に。
いつになるかわかりませんが、これから時間のある時に、ゆかりの地を巡ってみたいと思っています。