11/17に放映された、ピアニスト反田恭平さんのドキュメンタリー番組・かんさい熱視線「 奈良を”音楽の都”へ」がNHK+で配信されています。こちら★
番組では、反田さんと奈良との関りや、なぜ奈良なのか?ということが語られていて、10年後20年後30年後の未来の奈良の街がとても楽しみに思えます。
2021年、第18回ショパン国際ピアノコンクールで2位に輝いた反田恭平さんの次なる夢が「日本のクラシック音楽をかえたい」ということだそうで、コンクールで自分が取れなかった1位を次の世代にとってほしい、1位が出るような場、音楽の学び舎を作りたいと、2年前に「ジャパンナショナルオーケストラ(JNO)」を結成。
そのオーケストラの活動拠点にしたのが奈良で、「奈良を音楽の都にしたい」「誰もが音楽を楽しめる街にしたい」とおっしゃいます。
なぜ奈良を選んだのか?という問いに、反田さんには3つの条件があって、1つは空気が澄んでいること、2つ目に文化歴史があるところ、3つ目が海外の人もよく来るところ・・・という3つの条件が奈良には揃っていて迷いがなかった。そして、奈良の歴史に触れる中で奈良への想いが深まっていったそうです。
鹿の数だけクラッシックの楽器を背負って歩いている子たちが増えればいいなというのが目標、奈良から世界へ日本のクラシック音楽を発信したいと、幅広い世代がクラシック音楽に触れる機会を作られています。(奈良でのコンサートやレッスンは30回を超えたそうです)
先日の東大寺での奉納コンサートについても少し紹介されていますが、その翌日に東大寺のおひざ元の小学校・鼓阪小学校の講堂で、地元の小学生や保護者を対象に開催されたコンサートの様子が紹介されていて、演奏を聴いた子ども達の感想がとてもよかったのです。
その中の一人が「自信を持てます、奈良に住んでるって」と言っていて、「音楽を届けられるような人になりたい」という反田さんの願いが未来を担う子ども達に届いていると思いました。
かんさい熱視線「 奈良を”音楽の都”へ」は12/1までNHK+★で視聴できます。
また、先日10/14に東大寺で行われた演奏会は、12/3(日)21:00より NHK Eテレ「クラシック音楽館」で放映予定です。