この展覧会に出陳されているのは全て奈良博のコレクション。
展示物すべて写真撮影OKで(撮影OKでもSNSへのアップは不可のものあり。また注意事項はこちら★)カメラ撮影に夢中になりすぎてしまうかなと思いきや、そんなことはなく、お気に入りの展示をカメラに収めながら、奈良博ならではの最高の展示空間を味わってきました。
奈良博のコレクションは2000件にものぼるそうで、多くが仏像・仏画・古写経・仏教工芸の優品。今回はその中でも特に選りすぐりの245件が出陳、国宝13件、重文100件のすごいラインナップで、仏教美術1400年の歴史を辿って見せてくれます。
全10章からなる展示構成
第一章は『ブッダの造形』
「出山釈迦如来立像」
苦行で瘦せこけたお釈迦さまの姿。頭頂部は悟りを開く前だから、螺髪が盛り上がっていないのだとか。国宝「刺繍釈迦如来説法図」
飛鳥時代の作でとても綺麗に刺繍が残っているのです。チェーンステッチもよくわかって、刺繍好きには堪りません!
「出山釈迦如来立像」
苦行で瘦せこけたお釈迦さまの姿。頭頂部は悟りを開く前だから、螺髪が盛り上がっていないのだとか。国宝「刺繍釈迦如来説法図」
飛鳥時代の作でとても綺麗に刺繍が残っているのです。チェーンステッチもよくわかって、刺繍好きには堪りません!
第二章『飛鳥・白鳳・天平の古代寺院』
浜松市で出土した「瓦塔」 素焼きの五重塔。第三章『写経に込められた祈り』
重文「絵因果経」
釈迦の伝記を説く経典に絵を加えたもので、奈良時代の色彩がこれほど美しくいることに驚きます。
国宝「金光明最勝王経」
天平写経の白眉と称されるのも納得の美しさ。
重文「絵因果経」
釈迦の伝記を説く経典に絵を加えたもので、奈良時代の色彩がこれほど美しくいることに驚きます。
国宝「金光明最勝王経」
天平写経の白眉と称されるのも納得の美しさ。
華鬘の保存状態の美しさにも感動してしまいます。
第六章『地獄極楽と浄土教の美術』
「阿弥陀如来坐像」
こちらの展示室では、2017年に開催された「源信」展で拝見したものも多く出ていて、懐かしく思い出しながら鑑賞しました。
国宝「地獄草紙」の一部分。こちらは前期展示のみです。
「泣不動縁起」祈祷する陰陽師・安倍晴明の場面。
こちらの展示室では、2017年に開催された「源信」展で拝見したものも多く出ていて、懐かしく思い出しながら鑑賞しました。
国宝「地獄草紙」の一部分。こちらは前期展示のみです。
「泣不動縁起」祈祷する陰陽師・安倍晴明の場面。
第八章『高僧の姿』
「南無仏太子立像」2歳の聖徳太子像の向こうに「親鸞聖人像」第九章『南都ゆかりの仏教美術』
重文「兜跋毘沙門天立像」東大寺大仏殿中門にもいらっしゃいますが、こちらは興福寺伝来のもの。
重文「愛染明王坐像」鎌倉時代の大仏殿再建に関係する木材を用いて制作された、興福寺伝来の像。
国宝「十一面観音像」法隆寺鎮守・龍田新宮伝来。平安仏画を代表する名品で前期展示のみ。
「東大寺曼荼羅」の一部分。八角灯篭の傍で鹿せんべい?を持つ人を目掛けて走って来る鹿の様子が今と変わらないけれど、大仏殿回廊内に今は鹿は入れないですね。
重文「兜跋毘沙門天立像」東大寺大仏殿中門にもいらっしゃいますが、こちらは興福寺伝来のもの。
重文「愛染明王坐像」鎌倉時代の大仏殿再建に関係する木材を用いて制作された、興福寺伝来の像。
国宝「十一面観音像」法隆寺鎮守・龍田新宮伝来。平安仏画を代表する名品で前期展示のみ。
「東大寺曼荼羅」の一部分。八角灯篭の傍で鹿せんべい?を持つ人を目掛けて走って来る鹿の様子が今と変わらないけれど、大仏殿回廊内に今は鹿は入れないですね。
休館日:毎週月曜日(ただし8/9は開館)
開館時間:9:30~18:00(土曜日は19:00まで)
開館時間:9:30~18:00(土曜日は19:00まで)