2025年12月6日土曜日

京都へ「南座顔見世興行」

京の師走を彩る南座の顔見世興行
そして八代目尾上菊五郎・六代目尾上菊之助襲名披露。 


20年も前に一度だけ歌舞伎を見たことがあるという、ほぼほぼ初心者の私。 あまり事前に頭に詰め込まないで楽しみたいなぁとワクワクしながら夜の部に伺いました。
でもせっかくならと、チケット発売初日に割といいお席も取って気合いは入っているのです。 

花道の横のお席!テレビでしか見たことがない役者さんをこんな近くで拝見できるなんて!とそれだけでも感動しておりました。

「襲名披露」は、もっとかしこまったものなのかと思いきや、皆々様の口上があたたかでユーモアに満ちた楽しいものだったのでちょっと驚きました。

他の演目も賑々しく祝祭に満ちた様子で、古典芸能というよりはエンターテイメントという印象で、とてもとても楽しく観劇しました。
菊五郎さんの弁天小僧は惚れ惚れするし、勘九郎さんはやっぱりいいなぁ、最後の演目「三人形」の艶やかな踊りも夢中で見てました。(隼人さんはつい長谷川様ーと呼んでしまいそう!) 

そして幕間にいただくお弁当も美味しく、お隣に席の方ともお話が弾み、よき歌舞伎観劇デビューとなりました。

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夜は、娘夫婦が「父の日・母の日」にとプレゼントしてくれたホテルオークラの宿泊券をこの日に使って京都でゆっくり楽しみ

東山に陽が昇る夜明けの空を見ながら朝食をいただき、一晩お留守番をさせてる愛犬が気になり早々に奈良に戻ったのでした。(わんこはおとなしくお留守番していてホッとでした) 

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ちなみに、20年前に初めて見た歌舞伎の中で、襲名されたばかりの坂田藤十郎さんの八百屋お七を拝見して、どうしても十七八の若い女性にしか見えない様子にびっくりしたことがあり、役者さんてすごいなぁと、それが今でも印象にのこっています。