2024年6月4日火曜日

「小川晴暘と飛鳥園100年の旅」

6月に入り、奈良博で開催中の「空海」展も残り1週間となり、まだ鑑賞できてなかった後期展にようやく行くことができました。
その折に、「奈良県立美術館の写真展も素晴らしかったですよ」と、お客様からも勧められていた「小川晴暘と飛鳥園100年の旅」展も拝見してまいりました。

小川晴暘と光三父子が撮影した仏像写真。
親子で同じ仏様を撮影しているので、同じような写真も多く、写真から受ける印象も同じように思えるのですが、実はぞれぞれの工夫が微妙に違って、一点一点見ていくとすごく興味を持って鑑賞することができました。
それにしても、奈良の古刹の名だたる仏像が(写真ではあるけれど)この美術館に一堂に会して拝観できるというのもすごいこと。

晴暘と光三、二人とも光の操作が巧みだなと感じます。
特に光三氏の撮る仏様はやわらかで清らかな佇まいに表現されていると思いました。
子、孫の名前に光がついているのも、光というものをとても大切にされているからかなと勝手に想像してしまいましたが・・・。

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「空海」展は、大雨に関係なくすごい人出でした。

2回目でもあるので、もう一度見たいものに絞って鑑賞でき
高雄曼荼羅や、快慶作の孔雀明王像に見入っておりました。



「小川晴暘と飛鳥園100年の旅」は6/23まで
「空海」は6/8までです。