2021年1月19日火曜日

県美「広重の名所江戸百景」展

奈良県立美術館で開催中の企画展「広重の名所江戸百景」
見応えのある良きものを鑑賞した「眼福」の展覧会でした。

ご存知のように、江戸時代末期に浮世絵風景画の名手として活躍した浮世絵師・歌川広重。
代表作の「東海道五十三次之内」や「名所江戸百景」(こちらは前期・後期に分けて全点展覧こちらされます!)を中心に、名所絵にちなんで、日本各地の名所絵など広重以外の作品展示もあり。
また広重の肉筆画の写真展示(この肉筆画が本当に素晴らしい!ぜひ原画を拝見したいものです)や、描かれた名所の実際の場所の写真など、併せて楽しめました。
企画展関連の講演会や講座などのイベント情報はチラシ裏面↑を参考に。講演会は予約制(申込→)講座は先着順。詳細はこちら

それにしても、「名所江戸百景」のほとんどが県美所蔵品であって、館蔵品が充実しているってちょっと嬉しいですね。
1階の展示室では、近年に所蔵・寄託となった作品のうち初公開の作品を含む絵画、彫刻、工芸、版画作品が展示されていて、こちらも見応えあり。

そして無料ギャラリーでは、NPO法人文化創造アルカによる連携展示「きたまち百景」。こちらは奈良県立大学との共催で、学生さんがきたまちで撮影したスナップ写真100枚のコラージュは、その視点が中々興味深かったです。
竹居和彦さんの「ぶらりきたまちすけっち」作品も展示されていて



これがまたとても素晴らしいのですが
きたまちエリアの手描きマップをよく見ると
わー!奈良倶楽部の名前も入れていただいている!(ありがとうございます)
「きたまち百景」関連のイベントもチラシ裏面を参照下さい↑
::
会場:奈良県立美術館
会期:令和3年1月16日~3月14日
開館時間:9:00~17:00(入場は16:30まで)
休館日:毎週月曜日(但し3/1・3/8は開館)
前期は2/14まで、後期は2/16から
県美公式ツイッターで作品の紹介をされています→