2019年8月1日木曜日

「旅は神事なり」

8月になりました。
一年の半分以上が過ぎて日々の時間が猛スピードで流れていくのを、月が改まるごとに再認識して、訳もなく焦ったりしています。
あ、何も焦ることはないのですが、暑さを言い訳に怠惰な毎日をちょっと反省していたりで・・・。
閑話休題、今日のブログは「旅は神事なり」という言葉を励みに、怠惰な日常から心機一転したいと思います。

こちらは、旅の月刊誌「ひととき」に掲載の岡本彰夫先生の「奈良その奥から」8月号のエッセイです。
岡本先生から「旅は神事なり」という言葉をお聞きしたのは、初めて先生の講座に出た時でした。(ブログ内記事
宿泊業者向けのセミナーの中で、『日本人が旅に固執するのは何故か?・・・それは「旅をすることで心が変わる」だから、旅は神事である。』・・・とお話されて、勝手な解釈ですが、その旅の一夜を提供する宿泊業に改めて誇りを持つことができた思い出があります。

エッセイより一部抜粋します。
なぜ神は、かくも旅をされるのであろうか。
今の我々が思う快適な旅ではなく、かつての旅は命がけであった。
しかし旅の空では身も心も解放され、新たな生き方に気付き、己を反省する絶好の機会ともなるのは、今も昔も同じことであろう。
それは生まれ変わり、「御生みあれ」なのかもしれない。
神は旅をされる。つまり旅は「神事」なのである。

旅に出て解放感に浸ってまた心機一転することが多いので、納得するところ大いに有りでしたが、旅人を迎える立場でもありますので、心に留めておきたい文章でした。

話は変わって、お知らせです。
岡本先生がご出演された「こころの時代~宗教・人生~古の大和へ」が8月4日(日)Eテレ午前5時〜6時に再放送されます。
前回お見逃しされた方、是非予約録画を!
そして、エッセイの写真を担当されている保山耕一さん
奈良公園バスターミナル・レクチャーホールでの 「映像作家 保山耕一作品上映会」第2回目は8月3日(土)14時よりです。

もう一つ、自分のことですが・・・。
先日の長いお休みは、車で箱根経由で東京の娘のところまでのちょこっと旅でした。旅のところどころでインスタにアップしてしまうと、帰ってからブログに綴ることが億劫になりそのままになっています。
旅の話が出ましたので、プライベートな記録ですが、Instagramのリンクを貼っておきますね。
箱根でのお宿は 
箱根成川美術館「堀文子」展 
湘南で孫たちと 
銀座松屋の「NARA TEIBAN」
皇居三の丸尚蔵館にて「正倉院宝物を伝える–復元模造の製作事業と保存継承」と隠れ家ホテルで友人とランチ