2023年9月30日土曜日

東大寺 戒壇堂と法華堂

明日10月1日から拝観再開になる戒壇堂と、同じく10/1から10/16まで特別公開される法華堂「執金剛神立像」の内覧会が、東大寺友の会会員限定でありましたので、行ってきました。

戒壇堂そばの桜の木(ナラノヤエザクラ)が紅葉し始めていました。
堂内に入ると少し明るくなったような印象です。
これは、お堂内の漆喰壁を塗り替えられたので、白さが際立って明るくなったように感じたようでした。(建物外側の漆喰壁も塗り替えられています)
そして、堂内の白壁にはとても目の細かいネットが張られていて、地震などで万が一 漆喰が剥落した時にはその粉が四天王像に飛ばないようにされているそうですが、言われてみて目を凝らしてみてもネットの存在はわかりませんでした。
ところで、天井の杉板に付いている手形や足形は綺麗にされたのかな?と上を見上げてみると、まだ残っています。
お聞きすると、綺麗にしようとしても取れなかったそうです。
四天王像もご自坊にお戻りになって本来の体制でこの世を守る!というご様子でしたが、東大寺ミュージアムで光背を外して横一列に整列されていた様子を思い出すと、とても貴重な空間を体験させていただけたのだなぁと、思い出しては感動しています。

「良弁僧正1250年御遠忌法要」前夜に蜂起の儀が行われる辛国神社にもお参り。御神籤が大吉で、気を引き締め謙虚に・・・と告げていただいたようです。

法華堂では通常12/16の開山忌の日にしか公開されない「執金剛神立像」が明日から10/16まで御開帳されます。一年に一度の御開帳日はいつも長蛇の列なので、この10月は何度もゆっくり拝観に訪れたいと思っています。
執金剛神立像拝観後は堂内の四天王像をゆっくりと拝観。
戒壇堂、法華堂と奈良時代に作られた素晴らしい御像をたっぷりと拝観できて「眼福」の一言では言い表せないくらいに心が満たされました。

二月堂へもお参りしました。


夕方4時半頃の空の色。
二月堂でもちょっと肝試し的にお神籤を引いてみました。
大凶や凶ばかりを引いてしまう二月堂、それに比べて辛国神社では大吉や吉、末吉、小吉を引くことが多く、滅多なことでは二月堂でお神籤は引きませんが、今日はちょっと興が乗ってしまいました。無心に引いたので大吉!(示唆される内容に頷いてしまいました)

ところで、指図堂北側は今こんな風になっています。

大仏池を過ぎて二月堂に向かう道中、久しぶりにこの道を通ると、その変貌ぶりに驚く人多いと思います。
二月堂お供田は稲穂が実ってまもなく稲刈りですね。

手向山八幡宮でいただいたポスター
御鳳輦ごほうれん渡御の道順はこちら↓
10時半頃に御本社を出発されるようです。楽しみですね。