2022年8月28日日曜日

「ぶらり奈良町」に雄呂血の撮影所紹介

「きたまちといろ」の企画で、映画「雄呂血」が上映されますが
宇多滋樹さん発行の地域雑誌「ぶらり奈良町」2001年夏号に
『阪妻の名画が奈良で生まれた!!』という特集記事があり
無声映画の最高傑作「雄呂血」が大正14年に奈良で撮影された時の撮影所について、詳しい紹介が載っています。

この撮影所は、東大寺戒壇院北側にあるカフェ「工場跡事務室」の喜多さん宅の倉庫を借りて撮影所とされたもの。
老朽化が激しく危険になってきたので、2001年7月に取り壊されることになり、その直前に取材に入って「撮影所跡訪問記」となった記事。16ページにも渡って特集され、俳優さん達が住んでいた長屋や通っていた銭湯、もちろん映画のあらすじや、撮影秘話やロケ地紹介も。
ロケがよく行われていたのは、戒壇院から水門町へ下るあたり↑だそうで、ちょうど下の写真↓になりますね。

そして、懐かしい!奈良倶楽部の広告↑を見つけました。
2001年当時は、すでに「小さなホテル」を名乗っていたこと。
(2000年までは「ペンション奈良倶楽部」でした)
ホームページも持っていたことや、夕食も出していたことなど。
(夕食無しのB&Bにしたのは2009年からでした)
税抜き価格で朝食付きが7500円・・・そう、今の方が宿泊料金がお安い!(平成の30年間の日本経済の衰退がわかるような・・・)
戒壇院へ上るところから撮った「工場跡事務室」さん↓。
写真は、先日の「四度加行の朝巡拝」の時に撮ったもの。

「きたまちといろ」での「雄呂血」映画上映は9/9(金)
一回目(12:30~)と二回目(15:00~)の間の14時からは、撮影所があった場所でカフェを営む喜多和夫さん、映画をこよなく愛する中野聖子さんをお招きして、倉橋みどりさんがコーディネーターをつとめるシネマトーク「奈良きたまちは映画のまちだった?」も行われます。
すでに私も申込済ですが、皆様も是非どうぞご来場くださいませ!

『雄呂血 おろち
開催日時:9/9(金)12:30~ / 15:00~の2回上映(上映時間75分)
会場:奈良公園バスターミナルレクチャーホール
料金:前売1000円 / 当日1200円 (12時~16時15分 出入自由)
申込み:申込フォーム→ または     
    tel 0742-22-9080 / fax 0742-22-9081へ     
    ①氏名②参加人数③携帯電話番号を連絡して申込む     
    ※電話での申込受付時間は、平日10時~18時です

また、ホテル尾花さんに会場を移動して、同じ9/9の19時からのレイトショーも急遽開催決定しました。映画上映後にシネマトークも開催されますので、こちらもどうぞよろしくお願いいたします。
詳細と申込はこちらから→

※地域雑誌「ぶらり奈良町」はすでに廃刊になっています。
ご紹介した号のみ、奈良倶楽部の図書室に置いていますので、お泊りの際にご覧くださいませ。