2022年8月11日木曜日

県立図書情報館の展示②「古墳クッション展」

奈良県立図書情報館で開催中の展示の2件目は
その②「にっぽんの古墳クッション展」をご紹介します。
(その①「体感する詩」のブログ記事はこちら

椅子張り職人「宇宙椅子」のフクちゃんが古墳クッションを作ってこられて今年で10年、これまで100種類、約7千基の古墳クッションを作ってこられたそうです。10周年を記念しての今回の展覧会では、実在する古墳を模したクッション約70基が展示されていて壮観です。
天井には旅する古墳クッションの写真も↑

展示されている古墳クッションには、参考にした実在する古墳の空中写真と詳しい説明、そしてもっと詳しく知るためのQRコードもあり、古墳初心者にもわかりやすく展示されています。
一同に並べられた中には個性豊かな形の古墳も多くあり、古墳クッションとして擬人化され親しまれている理由がよくわかります。

こちらは、女王卑弥呼の墓との説がある「箸墓古墳」を650分の1サイズに再現した「箸墓古墳クッション」ができるまでの様子。
会場全体を見渡して、整然と並べられた古墳クッションの美しさに、真摯に向き合う職人の手から生み出されたものだと感じます。
宇宙椅子さん、古墳クッション誕生10周年おめでとうございます。
会場には「推し墳選挙」や古墳の基本を知る豆知識がパネル展示されていて、全国にある古墳の都道府県別数など、意外な事実に驚いています。(上位だと思い込んでいた奈良県は8位で9617基。1位は兵庫県の18841基です。)
「クッションになった古墳について知る もっと古墳を知る」コーナーでは、古墳や古代にちなむ館蔵本の図書展示があり、より深く古墳が作られていた時代について知ることができます。

その他に、期間中の関連企画も楽しそうです→
にっぽんの古墳クッション展」は8/28まで開催。3階ブリッジで展示中の「体感する詩」と合わせて是非ご覧にお出かけください。