3月7日は小観音さん出御しゅつぎょと後入ごにゅうのある日。
18時過ぎに礼堂で行われる出御は 奈良倶楽部を留守にできない時間帯で、未だ見たことがありません・・・。
(出御を拝見されたお客様方から「とても素晴らしかった」という感想を聞くだけでご案内のし甲斐を感じていますが。)
22:45、ちょうどこれから「走り」が始まる時間。
おそるおそる西の局の扉を開けてみると何となく入れそうな様子で、お香水をいただきたい気持ちもあって、今宵は西より拝観することに。
「走り」については、南の局から拝観した昨年★と一昨年★が 舞台裏を見るようでしたが、西の局からはその様子を見ることはできず、でも戸帳に映る和上さんの「南無頂上」のシルエットがただただ美しく煌めいているのを拝見できて有難いことでした。
準備が整い、いよいよ後入。さすがに私も南の局に移動しました。
暁御輿松明を担ぐ堂童子さんと小綱さんが、外陣の南東の角を曲がる時の動作はお見事でした。
私の位置からは外陣東側がよく見えますが、内陣の格子戸の下に小さな灯明が置かれてあるのです。何かなと帰って調べたら、御厨子奉遷の邪魔にならないように外して下に置いてあるのだそうです。
「走り」については、南の局から拝観した昨年★と一昨年★が 舞台裏を見るようでしたが、西の局からはその様子を見ることはできず、でも戸帳に映る和上さんの「南無頂上」のシルエットがただただ美しく煌めいているのを拝見できて有難いことでした。
和上の「南無頂上」の後の「南無最上」3度目で、堂童子の戸帳巻き上げの見事な手捌きも拝見。堂司が走りの松明を床にたたきつけるところも拝見。そしていつの間にか練行衆は差懸を脱いで足袋はだしになって、ヒタヒタと無音で走り続け、走り五体をされる。
(走りの身支度をされながらの行道。今年は新入さんの身支度を大導師さんが治してあげる場面もあったとか。南の局で見られたそうです。)
(走りの身支度をされながらの行道。今年は新入さんの身支度を大導師さんが治してあげる場面もあったとか。南の局で見られたそうです。)
「シッチヘン」や「帳おろせ」なども耳に入り、でもやはり「走り」の全容はまだまだわからず、そうこうするうちに「礼堂に香水を参らせー」が聞こえます。
前から3列目でしたが、1列目の方の頭の上越しに格子に手を入れ、手の平にお香水を滴らせていただきました。ひんやりして口に含むと甘露、有難いことでした。
さて、7日は「走り」のあとの後夜法要時に「後入」があります。
「後入」についてはほとんど知らないことばかりなので、この日に耳に聞こえたことと目で見たことのみを書いておきます。
まず7日の後夜では、通常の五体投地ではなく、内陣裏正面で「ツレ五体」という特殊な五体投地をされます。そのためお香水をいただいたら、西から北・東・南の局に多くの方が移動されました。
私も行こうかなと思いつつ、西の局の一列目が空いたので、そこで並行して行われる「後入」のための準備の様子を凝視することに。
そうこうしているうちに、向こうの方でドォンと低く鈍い音が聞こえてきます。「ああ、やっぱり見に行けばよかった」と思いつつ、その重低音の響きを耳でだけ聞くとかえって「ツレ五体」の苦しさが想像されて、苦行をされている練行衆に手を合わせておりました。
(何故ツレ五体をするのかというと、小観音さんを驚かせないために礼堂で五体をしないのだそうですが、それなら後夜だけでなく初夜や半夜の五体もそうあるべきだから、この説は違うのではと思ったり。ちなみに二人でするから連れ五体だそうです)
私も行こうかなと思いつつ、西の局の一列目が空いたので、そこで並行して行われる「後入」のための準備の様子を凝視することに。
そうこうしているうちに、向こうの方でドォンと低く鈍い音が聞こえてきます。「ああ、やっぱり見に行けばよかった」と思いつつ、その重低音の響きを耳でだけ聞くとかえって「ツレ五体」の苦しさが想像されて、苦行をされている練行衆に手を合わせておりました。
(何故ツレ五体をするのかというと、小観音さんを驚かせないために礼堂で五体をしないのだそうですが、それなら後夜だけでなく初夜や半夜の五体もそうあるべきだから、この説は違うのではと思ったり。ちなみに二人でするから連れ五体だそうです)
後入のための準備をされているところは見えるようでいて、内容把握できず。でもふと見ると、戸帳の前に小観音さんの荘厳具(らしきもの)が置かれて、それを大切に警護するように控えている堂童子さんが見えました。その後、戸帳の裾から内陣へ入れるところも見えました。
礼堂に立てかけてあった暁御輿松明はいつの間にか北出仕口のところに横たえて置かれていて、火がついていました。
内陣の中では、須弥壇の前の小観音安置の場所を整えている様子が伺えるのですが、多分常燈や神燈などを下におろしたり移動したりされたのでしょう。正面には灯かりが見えず、戸帳もグレーに見えます。今まで煌めいていた世界がグレーの世界になってびっくりしました。
準備が整い、いよいよ後入。さすがに私も南の局に移動しました。
南の局の東側に位置したので、外陣北での法要の様子は見えませんが声は聞こえました。(次回は北の局に入るべきだとメモ)
外陣を進んでこちらに向かってこられる小観音さん。御輿を担ぐ4名の平衆(中田さん、平岡さん、望月さん、永観さん)のお顔もよく見え、なにより御厨子の神々しさに思わず手を合わせて小観音さんが進んで行かれるのを見守ります。振り返ると、その時その場に居合わせた皆が合掌していて胸が熱くなりました。
暁御輿松明を担ぐ堂童子さんと小綱さんが、外陣の南東の角を曲がる時の動作はお見事でした。
私の位置からは外陣東側がよく見えますが、内陣の格子戸の下に小さな灯明が置かれてあるのです。何かなと帰って調べたら、御厨子奉遷の邪魔にならないように外して下に置いてあるのだそうです。
小観音さんが内陣へ入られたのを見届けてここで退堂しました。
帰り道、午前1時の奈良太郎の鐘の音を聴きながら家路につきました。



