「東大寺講堂・三面僧坊跡発掘調査現地説明会」に行ってきました。今回の調査では、「講堂」と「僧坊」を東西につなぐ屋根付きの渡り廊下「東軒廊ひがしこんろう」の基礎部分である礎石や基壇の一部などが確認されました。
オレンジ色の箇所↑が発掘調査をされた「東軒廊」
この「東軒廊」は、東西約40m・幅9mで、位置や規模が奈良時代の東大寺講堂や三面僧坊などを描いた正倉院収蔵の「殿堂平面図」と符合するということです。
また、奈良時代の創建当初のものとみられる、基壇の中を通る「 暗渠あんきょ 」などの遺構も確認されました。ロープとロープの間に暗渠が通っています↑
棒で差し示しているのが暗渠の蓋石↓
1508年火災時の焼けた瓦も見ることができます↑
3度目のこの火災以降、再建されませんでした。
戦国時代に火災で焼失以降、再建されないまま500年以上の時が流れ、今は当たり前のように僧坊跡・講堂跡と「跡」である場所と認識していますが、かつてここには、 僧侶が経典の講義や説教をする場であった講堂と、全国から勉学のために集まった僧侶達が寝起きしていた僧坊。今回も現地説明会で、そこにあった講堂と僧坊の痕跡を感じることができました。










