2025年9月11日木曜日

華厳宗元興寺9月特別拝観ご案内

華厳宗「元興寺塔跡」9月の特別拝観実施日は
9/14(日)、 9/15(月祝)、 9/20(土)、 9/21(日)

9/14は朝(8:00~10:00)に境内整備をされるので、13:00より
9/15、9/20、9/21は10:00~17:00に空いています。 

境内では、萩の花や彼岸花などが秋の花が見頃です。
本堂内の仏像、八雷神面版木など間近でご覧になれます。
ガイドがいる時であれば、元興寺お話をお聞きいただけます。
華厳宗元興寺の御朱印・護符の授与もあり。
どうぞお詣り下さいませ。

2025年9月10日水曜日

山村御流いけばな展に出瓶します*

たまには自分が出瓶する展覧会のご案内も++


圓照寺門跡「山村御流いけばな展」
会場:近鉄百貨店奈良店3階催会場
会期:前期9/11~9/13 後期9/14~9/16
時間:10:00~18:00 ※前期後期の最終日は15:00まで
入場無料

私は前期(9/11~9/13)に出瓶します。
初日の9/11は終日会場にいる予定ですが
2日め(9/12)は午前中のみ
3日め(9/13)は14:00~15:00に在廊予定です。

お近くの方でご都合が合うようでしたら是非ご来場下さいませ。
ちなみに出瓶者名は「谷 佐津」です。
師の内山錦秋先生も同じ前期で出されています。
秋風にそよぐ野山の草花たちの風情をどうぞお楽しみください。

2025年9月8日月曜日

10/4「旧細田家住宅」夜のイベント

秋のイベントのお知らせが続きますが、奈良俱楽部の斜め向かいの「旧細田家住宅」(県指定文化財)でも、秋の夜の素敵なひとときを楽しむイベントが行われます。

『中秋の名月を楽しもう~ミニ講座「月にまつわるお話と天体観察」』 
開催日時:10/4(土) 18:00~19:30
内容:・月についてのミニ講座
   ・天体観察(曇天・雨天時は映像での解説に変更)
※天体観察の前に、旧細田家住宅の座敷でミニ講座を行います。
 夜の古民家の雰囲気をぜひお楽しみください。
講師:奈良市教育センターキッズ学びのフロア プラネタリウム 解説員 
   永井美由紀氏 東畠正和氏
定員:中学生以上の方15名
参加費:600円
申込先:こちらのページの申込方法に記載の外部リンクから
締切:9/22(申込多数の場合は抽選)

2025年9月7日日曜日

徳融寺「おとなの寺子屋」でお水取りの声明

奈良町の徳融寺さんで隔月に開催されている「おとなの寺子屋」。
今月は「お水取りの声明~南無観コーラス」 をテーマに、東大寺執事長・上司永照師のお話です。

徳融寺さん、ずっと昔に訪れたことがあったきりで(その時のブログ記事)、中将姫ゆかりのお寺であり、吉村長慶さんとご縁のあるお寺(長慶さんについてのブログ記事)とは知っていても、「おとなの寺子屋」については存じませんでした。

帰宅して、ネットで「おとなの寺子屋」について検索すると
大人の学び処として、同寺老院の阿波谷俊宏さんが、平成15年(2003年)から隔月で開いている私塾です。講師には、奈良を中心に各界の造詣深い人々を招いて、主に奈良にまつわることをわかりやすく話していただくという趣向です。・・・とあります。
長く続けてこられて、地域の方々に愛されている「おとなの寺子屋」。
今回は、たまたまご宿泊のお客様に教えていただき、大好きな修二会の声明について拝聴することができました。

それでは当日のレポですが、まずは初夜上堂からの入堂作法について、練行衆一人一人の流れを詳しく丁寧に教えていただきました。
仕事柄この時間帯に二月堂に行くことができなくても、その様子が目に浮かぶように想像できたのですが、それでもいつか実際にその場面を聴聞してみたいものです。


今回も、声明の幾つかを実際に唱えてくださり、同じ声明でも初夜と後夜でどのように違うのかも詠み比べてくださいました。

時導師が小声で「歎仏咒願」 と大導師に伝えて、大導師の「大咒願」が始まること。大咒願の終わりに大導師がフッと口に出して火を消す小さな音で、時導師の称名悔過が始まること。そんな小さな音もいつかは耳にしたいと、来年以降の新たな楽しみもできました。

そして、称名悔過からの宝号(南無観)について。
お一人なので、時導師とガワとの南無観コーラスな実演はありませんでしたが、それでもたっぷりと宝号を聴かせていただきました。

その他にお話して下さった幾つかをメモより・・・
・修二会を支えている一つに「声明」がある。
・不退の行法を保ってきたものの一つに「声明」がある。
・局は聴聞するためにつくられた場所。(お参りではなく聴聞)
・コロナで局に聴聞者がいない時があり、その時に聴聞者が修二会の一つを構成していると感じた。
・入堂作法で平衆は4ヵ所で数珠で挨拶をするが、四職は西と東の2ヵ所で挨拶。その時にお互いの数珠を合わせるようにするため、相手の癖を聞いて合わせていた。
・弟子の頃は声明の中でもナムカンだけを聞きたいと思っていた。
・ナムカンナムカンと唱えているとトランス状態になりそうになるがなってはいけない。その状態にブレーキを掛けるのが「五体」だと思う。
・修二会は春を迎えるために行っている。
・過剰な生き方を見直す、また大導師の「大咒願」の最後にある願文『天下泰安 風雨順時 五穀成就 万民快楽・・・・』の内容や意味を考える一か月になればいい。

・・・等々。
ちょうど時間となったのですが、大導師作法のあとの咒師作法についても「勧請」の部分を詠みあげて下さいました。
咒師の結界は、今つくった世界をもう一度浄め念押しするため。

「勧請」の部分のことだと思うのですが、大正バージョンと昭和バージョンで音が違うそうで、今はまた大正バージョンに戻っているようなことをおっしゃってました。(すみません、このあたり不明瞭です)

時間オーバーしての修二会の世界にどっぷりハマった幸せなひとときでした。どうもありがとうございました。

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境内の、吉村長慶さん寄贈の石碑も幾つか。


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「おとなの寺子屋」次回は11/1(土)14:00から。(事前予約不要)
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9/25(木)の「京終さろん」では、徳融寺老院・阿波谷俊宏師と『徳融寺物語』作者の寮美千子さんの対談です。
詳細はこちら、申込みはこちらです。

2025年9月6日土曜日

9/20「八幡様と奈良、その歴史と繋がり」

手向山八幡宮 八幡様里帰り記念トークイベント開催のお知らせ

手向山八幡宮の八幡様が奈良時代以来となる宇佐神宮への里帰りをなさることとなりました。
宇佐神宮の御鎮座 1300 年という歴史的節目に際し、2025 年 10 月 26 日に開催される「古代宇佐時代祭」にあわせて執り行われます。
このことの歴史的意義や伝統文化の継承についてのトークイベントが、9/20にホテル尾花さんで開催されます。

「八幡様と奈良、その歴史と繋がり」
開催日時:2025 年 9月20日(土) 14:00〜15:30
登壇者:手向山八幡宮 上司延禮宮司、神輿長 樽井宏幸氏
参加無料 / 事前申込制
申込みはこちらから

以下、手向山八幡宮 上司延禮宮司様のFacebookより引用
 ↓ ↓
奈良時代聖武天皇の御代に東大寺大仏守護の神として豊後國宇佐の八幡神の第一の御分霊をお迎えしたのが天平勝寳元年(749)、爾来明治維新の神仏分離にいたるまで東大寺と盛衰を共にしてまいりました。
今年令和七年は宇佐神宮鎮座千三百年に当たります。
この御目出度い記念すべき年に八幡神の神助に対する感謝をお伝えすべく手向山八幡神が元宮へ10月26日に神幸いたします。
奈良の都にお迎えして以来初となる里帰り神幸!

以下、宇佐神宮HPより引用
 ↓ ↓
10月26日「御鎮座1300年奉祝 古代宇佐時代祭」  
古代宇佐に関連する装束に身を包み、宇佐神宮を終点に宇佐市内を練り歩く時代絵巻行列が開催され、悠久の歴史を再現します。  
当日は、奈良市の手向山八幡宮の八幡大神が御鳳輦(神輿)に遷り、神職・担ぎ手・楽人等総勢100人もの人々がこの行列に参加、当神宮まで御参拝されます。  
奈良市とのつながりは、749年の東大寺大仏建立時の八幡大神入京まで遡り、手向山八幡宮より当神宮まで御神幸されるのは、これがはじめてとなります。

2025年9月5日金曜日

入江泰吉旧居開館10年記念イベント*

入江泰吉旧居開館10年を記念してトークイベントや特別展示などが開催されます。



◆トークイベント「入江泰吉の奈良」
開催日時:10月12日(日)13:30~15:30
会場:東大寺金鐘ホール
参加費:500円(高校生以上) 
定員:300名(申込多数の場合抽選)
「東大寺と入江泰吉」ゲスト:東大寺長老・筒井寛昭師
「志賀直哉と奈良」ゲスト:山田裕氏(祖父は志賀直哉)
聞き手:入江泰吉事業コーディネーター倉橋みどりさん
申込み:9/30締切、申込方法は下段に記載↓

◆特別展示「観音院に集った人々」
開催日時:10/10(金)~10/13(祝)10:00~16:00
                 10/17(金)~10/19(日)10:00~16:00 
会場:東大寺観音院
観覧料:500円(高校生以上)
申込不要
入江泰吉の幼馴染みだった上司海雲師(1906年~1975年)の塔頭であった観音院。画家の須田剋太、杉本健吉が一時逗留し、文豪・志賀直哉もたびたび訪れた。
今回は、入江の生きた時代に、ここ観音院に集った人々の紹介や作品を展示します。

◆ゆかりのスポットをめぐるツアー
「入江泰吉さんぽみち スペシャル」
開催日:1015日(祝)・16日(水)・17日(金) 
各日13:30に「入江泰吉旧居」集合/15:30解散
徒歩で観音院、志賀直哉旧居、入江泰吉記念写真美術館をめぐります
少雨決行、荒天中止
参加費:1000円
(各施設の観覧料は別途お支払いください)
定員:
各日20名(申込多数の場合は抽選)
倉橋みどりさん案内日:15日・16日 / 石井均さん案内日:17

※参加申込み方法:
「トークイベント」(9/30締切)「さんぽみち」(10/10締切)
「氏名・年齢・当日連絡のつく電話番号」を入江泰吉旧居に
電話(0742-27-1689)またはEメール(irietaikichi_kyukyo@yahoo.co.jp)
でお申し込みください。申込多数の場合は抽選となります。
参加費などは当日現金でお支払いください。

2025年9月4日木曜日

10/4・10/5「平城のとよほき」

平城宮いざない館で10/4(土)10/5(日)に開催される「平城のとよほき」。今回も、興味深いイベントがたくさんありますので、参加希望の方はお早い目にお申し込みください。


◆10/4(土)11時~/13時~/15時~「平城遷都誘宵記
古都奈良の体験型演劇イベント、詳細と申込はこちら


◆10/4(土)「やまとかたりと音の葉発声法」
大小田さくら子さんの古事記朗誦、詳細と申込はこちら
◆10/5(日)14:00~15:30
大阪七絃琴館「漢から隋~唐時代の演奏と古代装束ショー
定員50名・当日先着順

その他に祥瑞マルシェやイベントも盛沢山です!
是非お出かけくださいませ。

2025年9月3日水曜日

9月のイベント情報

9月になり、秋のイベントのお知らせが幾つか届いていますので
少しずつブログでご紹介していきたいと思います。

◆9/6(土)15:00~19:00「三輪駅縁結び広場」開催
毎月第1日曜に開催の「三輪駅縁結び広場」9月は、8月に続きカフェ&バー「黄昏三輪」が開店します!(出店内容など詳細はこちら

◆9/6(土)9/7(日)「奈良のトビラ」鳥取編
倉吉博物館で開催 詳細はこちら


◆9/15(月・祝)13:30~16:30「我知のトビラ」
9月のマンスリーいざない館は奈良の僧侶3人によるトークイベント
残席わずかですが申込受付中です!こちらから→



◆9/20(土)9/21(日)「奈良のトビラ」大分編
杵築市「大分農業文化公園るるパーク」で開催(ワインまつりでの出店)

◆9/27(土)「舞華会」(詳細はこちら
13:00~春日大社で奉納舞
16:30~菊水楼で座敷舞
18:30~菊水楼で記念食事会
※個別に参加も可能です


Facebook友達から届いたイベント情報を主にご案内しています。
ご都合の合う方、どうぞよろしくお願いします。

2025年9月2日火曜日

「金魚絵師 深堀隆介」展

あべのハルカス美術館で9/7まで開催の「金魚絵師 深堀隆介」展


透明樹脂の上にアクリル絵の具で金魚を描き、また透明樹脂を流して何層にも重ねて金魚を描いていく「2.5Dペインティング」という斬新な技法。





まるで本物のような、水の中で泳いでいる立体感のある金魚。
作品が出来上がるまでのマジックも映像で見せていただき、素晴らしいなぁと感動しておりました。

2025年9月1日月曜日

12月のカレンダー更新しています*

9月に入っても暑さ厳しく、秋は本当にやってくるのでしょうか・・・と思いながら、12月のご予約受付けを開始しました。
奈良マラソン前日の12/13は満室、大晦日は残り僅かです。
ご予約はHPの「ご予約・お問い合わせフォーム」よりお願いします。
尚、9/3・9/4とお休みをいただき奈良倶楽部に不在のため、9/5のお昼頃まで空室情報のカレンダー更新ができませんこと、ご了解ください。
(ご予約は休館日でも受付しています)

写真は先週土曜日の大仏池。
東大寺友の会で橋村管長の講演を拝聴した帰りに撮影。

2025年8月31日日曜日

小学生の孫たち*奈良へ二人旅

8月最後のブログは我が家の個人的な記録になりますが、出かけた先のいくつかが子ども連れファミリーの参考になるかもと思い、紹介させていただきます。

8月の終わりに小6と小4の孫達が二人だけで奈良へ遊びに来ました。
京都駅新幹線ホームまで迎えに行き、近鉄奈良駅へ。到着ホームに鹿さん車両が停まっていて、着いた早々テンションが上がります。

初日はひいおばあちゃん家(私の実家)へ晩御飯をいただきに行く前に少し時間の余裕があったので、平城宮跡「天平みはらし館」でVRシアターを観賞。

日本の歴史を習い始めて、奈良の都や遣唐使についても頭に入って、小4男子は百人一首を授業で習っているので「あまの原 ふりさけ見れば 春日なる 三笠の山に 出でし月かも」も暗記できたみたい。
・・・と、奈良に来るなら日本の歴史を現地で勉強できるよと、教育熱心なばぁばは思うのでした。

※「天平みはらし館」でVRシアターは暑い日に行先が決まっていない時などに、「平城宮いざない館」の展示や「ツバメのねぐら入り」などと合わせてお奨め候補の一つになると思います。

2泊3日の奈良滞在の中日は一日使って「大阪・関西万博」へ。


「NTT館」の予約なしでも楽しめるスペースや、公式ショップでお土産を買ったり(これが一番の目的だったみたいな)
予約が取れている「クラゲ館」で映像と音楽の没入感を堪能して

午後からは、スタンプ集めに夢中の孫達はコモンズへ。ここで一気にスタンプが増えて、スタンプ帳を事前に買っておいた私、ぐっじょぶ!

それにしても暑いのです。異常な暑さで日陰も休憩スペースも人がいっぱいで、持ってきたサンドイッチを食べるのに陽の当たるところしか座る場所がなく、パビリオンもコモンズも入場制限がかかってきました。

これから花火までの4時間を万博内で過ごすのは身体に負担がかかると判断して、後ろ髪を引かれながら夕方早い時間に退場することに。

自分や家族、友達へのお土産をたくさん買って大満足の孫たち。
事前に小6男子はYouTubeで下調べしていて(パビリオンにはほとんど入れなかったけれど)、万博を連れて行ってもらうものではなく主体的に捉えて、ずっと楽しみにしていてくれたのが、初めての奈良旅で万博を選択した私にとっては嬉しいことでした。

3日目、最終日は奈良出発まで3時間ほどあります。
前の日に早い目に帰り体調も回復したので、行けたら行こうと思っていた「ジュノパーク」へ。
こちらは8/5にオープンしたばかりで、木津川市にあります。(奈良倶楽部から車で10数分)積水ハウスが 子どもたちの感性を育む「住育エデュテイメント施設」として取り組んでいる施設です。

カフェやレストランも併設。
自由に読める本も充実していて、待っている大人も楽しめます。


ウエブサイトで事前にチケットを購入して入場して、体験ギャラリーは予約なしで楽しめ↑、体験アクティビティは現地予約をして45分間のゲーム形式のグループワークショップ↓。
私達はユニバーサルデザインを考える「戦略アスレチック」というアクティビティに参加。
時間がなくて、6つあるアクティビティのうちの一つしか参加できませんでしたが、よく考えられていてとてもよかったのです。
※「ジュノパーク」も暑い日の奈良旅でお薦めスポットです。
(車がなくても、近鉄高の原駅から徒歩圏内です)

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さて、いよいよ帰る時間になりました。
奈良から京都へは近鉄観光特急「あをによし」で優雅に出発です。
4人なのでサロンシートを予約。かなりテンション上がります!
(サロンシートの写真は取り忘れたのでHPより拝借)
記念にホッチキスを買ったりなんかして、私が一番喜んでいます。
お約束のまほろばサイダー。
こちらはツインシート。
出発前の時間、つい嬉しくて車内を見学しておりました。

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京都で二人を新幹線に乗せて、楽しかった奈良旅も無事に終了。
事故にも遭わずケガもせず体調不良にもならずに、二人に楽しんでもらえて、何より私達も楽しい時間を孫たちと共有できて幸せでした。
ありがとう!! また来てねー!