2025年12月30日火曜日

2025年*今年もありがとうございました!

年の瀬に一年を振り返って・・・
毎年思うことですが、お客様との交流が大きな励みになって、今年も日々気持ちよく仕事ができた一年でした。
あたたかなお心を奈良倶楽部に寄せていただきどうもありがとうございました。

今年のトピックスとしては、万博を記念して関西の博物館・美術館で素晴らしい展覧会がいくつも開催されたこと。
そのおかげで、初めて奈良にご宿泊の方も多く、会期中に二度三度、また秋のシーズンにもと、すっかり奈良好きになって下さったお客様も多くいらっしゃって、奈良の魅力を少しでもお伝えできていたなら嬉しいかぎりです。

実は、春と秋に家族やスタッフの入院が重なり、繁忙期を乗り切ることができるかという不安がありました。それだからこそ、スタッフや助っ人メンバーと力を合わせて無事に全うすることができたことが、一年の締めくくりに印象深く思い出されます。

お客様、スタッフ、家族、たくさんの方に助けられた一年でした。
心からの感謝とともに新しい年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

2025年12月27日土曜日

茉莉花の上海蟹コース

ご近所の「薬膳料理 茉莉花ジャスミン」さん

奈良倶楽部と般若寺のちょうど中間あたり
北山十八間戸の隣の、窓からは大仏殿が遠望できる高台にあります。

3年ほど前に宇治から奈良に移転され、リピーターのお客様からその評判を教えてもらって、歩いていける近さもあって季節ごとの薬膳料理を楽しみに伺っていました。 

その茉莉花ジャスミンさんの一年の締めくくりは上海蟹のコースで、毎年楽しみにされているお客様方から早いうちに満席になるのだそう。

昨年に召し上がったお客様からのお薦めもあり、自分へのご褒美と思い切って(気合いを入れて)今年初挑戦しました。 
茉莉花さんでは雄と雌も両方の蟹を味わうことができ、雄と雌で味が違うことも食べ比べてみて初めて知りました。 

コースの内容は・・・
まずは前菜の山椒肉味噌のクレープ包み、北京ダックを包む薄皮も肉味噌も自家製でとても美味しいです。
春菊の焼売も絶品で
前菜をいただいている間に蒸し上がった雌の蟹、そして雄の蟹。
誰もが静かに蟹に夢中になる時間。
本場の捌き方も教えてもらって勉強になりました。 
ブロッコリーと百合根の炒め物はお口直しにピッタリで
カリカリ高麗人参と韓国海苔がたっぷりトッピングされた、豆乳入り竹スープのお茶漬けがお腹に優しい! 
最後のデザートは別腹で大満足の3時間でした。 ご馳走様でした。

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上海蟹について教えてもらった中で印象に残っていること・・・
上海蟹は上海周辺の湖に生息している蟹で、繁殖期(雌は10月末から、雄は11月末から)に栄養をいっぱい蓄えて卵巣精巣とも大きくなる頃が美味しくなる頃合いになる。
産卵は湖から川を伝って海へ、その川のところで獲るのである。
・・・などなど、ちょっとした豆知識を教えていただきながら、和気藹々と贅沢な時間でした。

2025年12月26日金曜日

奈良の食材満載の鍋!

24日に放送されたNHK「激突メシあがれ」冬の鍋スペシャル
優勝は奈良の食材満載のお鍋!

決勝では、お出汁は意傳坊味噌がベース、餺飥饂飩はくたくうどん、大和ポークを吉野の桜チップで燻した吉野ハム、天理の刀根早生柿、大和まななどがぎゅーっと入ってました!
NHK ONEで12/31まで見逃し配信があります。是非ご覧ください〜。



2025年12月24日水曜日

1月のお出かけ情報②~寺社新春行事

奈良県内の寺社で行われる越年行事やお正月の伝統行事など、奈良倶楽部にご宿泊のお客様にお奨めしやすいところをご案内致します。
尚、同じ寺社での行事はまとめて紹介しています。
また、奈良県観光公式サイト年末年始ご案内も参考にして下さい。

春日大社
・1/1 0:00 初太鼓「初詣
・1/1  5:00 歳旦祭 摂末社巡拝(拝観不可)
・1/2 10:00〜「日供始式並興福寺貫首社参式」
・1/3 11:00〜「神楽始式」
・1/7 10:00~「御祈祷始式」

東大寺大仏殿無料拝観
・1/1 0:00~8:00
大仏殿中門を開扉。
大仏殿正面の桟唐戸が開かれ大仏さまのお顔を参拝することができる
鏡池付近では「とんど」
中門内側大仏殿参道両側の水路では篝火が焚かれます。

◇東大寺二月堂「観音経読経」
・1/1 0:00
二月堂表参道石灯籠に灯が入ります(一部通行禁止区域有り)
またこの時から3日間、二月堂内では万灯明を灯しています。
・1/3と1/5 10:00~ 「大般若法要」
       11:00~14:00 二月堂北の茶所にて「坊雑」実施

興福寺
・1/1~1/3  14:00~ 不動堂にて「新春護摩祈祷」
・1/1~1/7 中金堂安置「厨子入り木造吉祥天倚像」ご開帳

護国神社「御火焚祭」
・12/31 から1/3まで
除夜祭の後、浄暗の中、県下一の「大とんど」に点火( 23:45点火)
・1/1 7:00~歳旦祭
・1/2 10:00~日供初め祭
・1/3 11:00〜新春祈願祭

大安寺除夜の竹明り
・1/1  0:00~2:00
・1/1~1/3 9:00~16:00「修正会」

元興寺
・1/1   9:00~ 「修正会

唐招提寺修正会
・1/1 0:00~ 修正会(0~2時まで境内開放)
・1/3 18:00~ 修正会護摩供 餅談義

・・・・・
薬師寺修正会 吉祥悔過法要
・1/1 0:00~2:00 金堂「修正会」
国宝・吉祥天女画像を本尊として金堂にお祀りし、一年の吉祥招福などを祈願する法要。
・1/1~1/3 13:00~「修正会」日中法要
・1/1~1/3 奈良時代から伝わる国宝・吉祥天女画像をご本尊に
・1/4~1/15 平成本・吉祥天女画像をご本尊に

霊山寺修正会
・1/1 0:00~4:00(奥の院、本堂、弁天堂)17:00~(本堂)
・1/2・1/3 17:00~(本堂)
・1/1~1/3 10:00~16:00「本堂薬師三尊の特別開扉
・1/7 11:00~/14:00~ 「初弁天法会

帯解寺修正会
・1/1 0:00~(本堂内は僧侶のみ入堂)

率川神社御神火拝戴祭
・1/1 0:45~
本社・大神神社の繞道祭の御神火を受けて大松明に点火。
火縄に移して家庭に持ち帰り新年の火種にしていただきます。

大神神社繞道祭にょうどうさい
・1/1 1:00~
拝殿奥・ご神体山三輪山でご神火が切り出され(0:00)
灯篭から大松明と火が移され
三輪山麓の摂社末社18社を大松明を担いで巡拝する。

石上神宮
・1/1 0:00〜「新春初太鼓 神火祭
・1/1 5:00〜「歳旦祭

信貴山朝護孫子寺
・1/1〜1/3 17:00〜本堂にて「修正会
一山総出仕により、うるしの木を打つ行事はダイナミックです。
特に3日の修正会終了後、参拝者に対し、除災招福を祈願して牛王宝印が額に授けられます。
・1/4 早朝4:00~「初寅大法要
・1/7  11:00~「新年巳の日大法要

宝山寺初聖天
・1/1〜1/16 福財布の授与
・1/1〜1/15 午前中〜14:00 新年特別祈祷会

松尾寺 「厄除祈祷
・1/1のご祈祷は、0:00~2:00  9:00~16:00
・1/2~1/31は、9:00~16:00での受付となります。
※期間中、松尾山七福神開扉 大黒天念持仏公開
・1/3 10:00~歳旦祭(松尾山神社にて)

長谷寺 「観音万燈会 」
本堂、登廊に明かりが灯ります。
・12/31 19:00〜 1/1 5:00
・1/1~1/3は17:00~20:00
・1/1 0時~除夜の鐘とともに本尊開帳法要
・1/1~1/4  9:00~16:00「新春大観音特別拝観」
正月三が日は入山・駐車無料(12/31 16:30~1/3夕方)
・1/1~1/7  10:00~ 仁王会 /  14:00~ 修正会

法隆寺舎利講
・1/1~1/3 13:00~14:00

聖林寺新春特別公開
・1/1 ~1/3 「秘仏宝蔵天・秘仏弁財天特別開扉」

橿原神宮 「新春行事
・1/1 0:00 初太鼓 6:00 歳旦祭(参列可)
・1/2 10:00~長山稲荷社歳旦祭
・1/3 10:00~ 元始祭
・1/1~1/7 9:00~日没 開運招福健康延寿新春初神楽祈祷

大和神社 「新春行事
・1/1 2:30~「歳旦祭」
・1/1 14:00~「御神楽祭」
・1/3 10:00~「元始祭」
・1/4 13:00~ 「御弓始祭」

談山神社新春行事
・1/1 9:00「元旦祭」
・1/2 9:00「初日供」
・1/3 9:00「元始祭」
※1/1~1/3 10:00~にゅうめんのふるまい有り(100食)

金峯山寺蔵王堂「新春行事
・1/1 0:00~ 蔵王堂内で初護摩供 
・1/1~1/3 11:00~ 修正会 

正暦寺修正会
・1/3~1/5 13:00~16:00
年頭祈願、五穀豊穣を祈る薬師悔過法要。
正暦寺に古くから伝わる独特の声明によって法要を勤修。

◇1/4 13:00~  大和神社「御弓始め祭

◇1/5 10:30~ 率川神社阿波神社「初戎祭
奈良市内最古の夷さま。吉兆福笹授与。
(1/4 15:00 宵戎祭)

◇1/5 7:00~ 南市恵毘須神社「初戎 」

◇1/7  10:00~ 春日大社御祈祷始式

◇1/7 13:00~ 東大寺大仏殿 修正会

2025年12月23日火曜日

1月のお出かけ情報①~秘宝秘仏公開

奈良のお正月
新春を寿ぐ特別公開が多く行われます。是非お出かけください。
また、下段に公開中の寺宝展について載せています。

 

◇1/1~1/3 10:00~16:00 
  霊山寺薬師三尊特別公開
かや材一木造りで62cmの薬師如来が公開。
脇侍の日光・月光菩薩の光背には十二神将が描かれている。

◇1/1~1/3 9:00~17:00 慈光院鳴き龍 本堂絵天井特別公開

◇1/1~1/3  9:00~16:00 聖林寺秘仏・宝蔵天、弁財天特別開扉

◇1/1~1/3 薬師寺金堂「国宝・吉祥天女画像特別公開
◇1/4~1/15 薬師寺金堂「平成の吉祥天女像」が公開
◇1/1~1/15  薬師寺東院堂「午年にちなむ特別公開
      (釈迦十六善神や勝軍地蔵菩薩)
◇1/1~1/5 薬師寺東塔・西塔特別開扉
問合せ:0742-33-6001
◇1/1~1/12 信貴山朝護孫子寺中秘仏毘沙門天王像御開帳
※祈祷中は拝尊できません。(本堂)
※1/1~1/3は祈祷者のみの拝尊。一般の方の拝尊は不可。

◇1/1~1/15 9:00~16:00 喜光寺宇賀神特別開帳

◇1/1~1/15  9:00~16:00 岩船寺秘仏特別公開

◇1/1~1/15 10:00~16:00 浄瑠璃寺秘仏吉祥天女像特別開扉
1/1~1/31/8~1/10  10:00~16:00 浄瑠璃寺「三重塔特別開扉」
◇1/8~1/10  10:00~16:00  浄瑠璃寺・灌頂堂「大日如来坐像

◇1/1~1/31 松尾寺松尾山七福神開扉」「大黒天念持仏公開
1/1は0:00~2:00と9:00~16:00 
1/2~1/31は9:00~16:00

◇1/1~1/31 9:00~16:30 石光寺弥勒堂開帳
※1/1は正午から

◇1/1~2/3 9:00~17:00 當麻寺中之坊新春福宝展
南都絵師・琳賢による美しい「弁財天十五童子図」や
「布袋尊百童子屏風」などが特別公開。

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<<公開中の特別公開は・・・>>

2025年12月22日月曜日

12月のお出かけ情報③~大晦日の行事

大晦日から新年の行事のご案内ですが、ブログでは奈良倶楽部ご宿泊のお客様が出かけやすいところの寺社の情報を主にまとめています。

「年越大祓式」
春日大社 15:00~ 祓戸神社前
当日は「大祓詞を唱える会」も開催されます→12:00~15:30

「除夜の鐘」
・五劫院の除夜の鐘
奈良倶楽部の2軒お隣、23:45より参加者全員が順番に撞けます。
合格鉛筆・破魔矢の授与あり。
また、五劫思惟阿弥陀仏像も拝観できます。

東大寺除夜の鐘 1/1  0:00~打鐘
22時半頃より整理券配布、先着順に8名一組で綱を引くことができます
※配布時間は人の出具合を見て決める為、前後する可能性あり。
※整理券を手に入れても、列から離れて23時45分までに再整列しなかった方は撞くことができない場合がある。

興福寺除夜の鐘(南円堂・菩提院大御堂)12/31  23:30~打鐘 
23:00より整理券配布。先着100名が打鐘可。

薬師寺の除夜の鐘  12/31  23:30~打鐘 
12/31  20:00~1/1  2:00まで「越年お写経会」開催。
お写経参加者に整理券配布。
参加者以外は 23:00より法話会場前で整理券配布。

唐招提寺除夜の鐘 12/31  23:40~打鐘 
23:00より南大門で先着順に整理券108枚配布。

西大寺除夜の鐘 12/31  23:40~打鐘
22:30より本堂前で整理券配布、先着100名が打鐘可。

霊山寺除夜の鐘 1/1  0:00~打鐘
除夜の鐘はどなたでも撞くことができます。
先着300名には干支絵馬が授与されます。

帯解寺除夜の鐘 12/31  23:20頃~打鐘
希望者全員が一度だけ順番に撞くことができます。

「元日0:00からの行事」
唐招提寺修正会」0:00~
元日0:00~2:00まで境内開放をされます。
除夜の鐘と共に0時過ぎから礼堂南側の広縁に僧侶が集まり、伽陀を唱えて新春の暁を迎え、その後、堂内にて密教形式の修正護摩供を行います。仏舎利の前に壇を作り、三方を白布の壁代で囲んだ中、蓮華形の護摩炉に鉄粉やアセビの葉を供する独特な形式の護摩で、大衆は終わるまで光明真言を唱えて導師とともに本尊宝前に安置された万年香水を加持します。

薬師寺修正会」 0:00~2:00

大安寺除夜の竹明かり」 0:00~2:00  

帯解寺「修正会」0:00~(本堂内は僧侶のみ)

東大寺  二月堂初詣(0:00~2:00)
1/3と1/5は「坊雑」を実施。
二月堂受納所にて灯明料(1500円)または御鏡料(2000円)を納めると「坊雑券」が渡されて、11:00~14:00の時間に二月堂北の茶所にて坊雑ぼうぞう(お雑煮)がいただけます。

2025年12月21日日曜日

「PONTE DE PIE靴下展」@工場跡

冬のお楽しみ
ご近所の工場跡事務室さんの工場跡倉庫で 「PONTE DE PIE靴下展」

毎年恒例のAYAさんのインスタレーションは今年も素敵でした!
定番の靴下を買ったあとはカフェの方でパストラミサンドセットをいただき、オーナーの喜多さんとおしゃべりを楽しみました。


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今日は冷たい雨の日曜日。
午前中は、今年最後の春日大社旬祭に参列して、神職さんの講話「二十四節気と七十二候」を拝聴して、その後一旦家に戻って、新年9日の「嘉例の登拝」に備えて足腰を鍛えようと、冷たい雨も何のその、工場跡さんまで歩いて行ったのでした。
おかげで、雨に煙る大仏池やすっかり落葉した寄生木も見ることができました。

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「PONTE DE PIE靴下展」の会期は正式には本日で終了ですが
会場はそのままにして来週もお買い求めいただけるようです。 
カフェ(0742-22-2215)に電話で問合わせの上でお出かけ下さい。
カフェは金土日とも営業しますが(金11時〜、土日8時半〜)、
夕方は早めに閉める可能性ありです。
改めてホームページやFacebookページでご案内があるようです。

2025年12月20日土曜日

「岡野松壽」なら工藝館

知らぜらる奈良一刀彫の始祖「岡野松壽」の作品が一堂に会する展覧会が、1月18日まで「なら工藝館」で開催されています。

江戸時代から明治時代にかけて十三代にわたり、奈良一刀彫の始まりを築いたのが岡野松壽家で、その貴重な作品を収集研究された岡本彰夫先生の所蔵品を拝見できる、またとない機会になります。

ちなみに「奈良一刀彫」というのは明治になって命名されたもので、古くは「奈良人形」といいました。
その奈良人形(奈良一刀彫)は、平安時代末期の「春日若宮おん祭」で使われた神事用の人形~写真の田楽法師の花笠↓や、盃台を飾った彩色の人形~が起源といわれています。
盃台というのは、小さな人形などで飾られた盃をのせる台で、興福寺が宴席で使っていたもの。(今はほとんど残っていないそうです)

今回の展覧会には、盃台に取りつける小さな人形が出ていました。
非常に古いもので、現在最古と思われる奈良人形だそうです。

岡野松壽作品には、初代から八代までは署名がなく、九代から作品に銘が入っています。

祭具や土産物とされていた奈良人形を賞玩の域にまで高めたのが、九代「保伯やすひろ」と十代「保久やすひさ」で、十代保久の作品には「恥」という銘が刻まれていて、常に未熟であることを自覚し、精進を忘れないという謙虚な姿勢を示していたとされています。
その「恥」の銘も展覧会で拝見できますので探してみて下さい。

展覧会では
・古式奈良人形 八代松壽以前に製作されたと思われる奈良人形
・名工として知られた九代「保伯」と十代「保久」の作品  
・九代十代の流れを汲みつつ伝統を重んじた十二代「惟孝これたか
・十三代「保徳やすのり」の作品 
・・・・など、岡野松壽活躍の時代の作品が展示されています。

十二代「惟孝」の武者人形↑と、九代「保伯」の五月人形↓
(写真は岡本先生のご本から拝借しています)

武者人形や五月人形、高砂などの大きな作品だけでなく、根付などの小品も素晴らしく、九代・十代・十二代の根付が並ぶガラスケースの中は、ミニチュアながら奈良人形の素晴らしさを堪能できる宝石箱のようでした。

また、鶴や宝珠、雀、鯛など、九代・十二代・十三代の香盒が並んでいるガラスケースの中も魅入ってしまいます。
そして何と、ここに九代の元興寺八雷神の香盒もあり!
※余談ですが元興寺八雷神についてはこのような取り組みも!
是非ご支援ください。

先日「女将の会」で勉強会のあとに、岡本先生の解説で鑑賞させていただきましたが、私自身が奈良人形について詳しくなくて、今回ブログを書く上で先生のご著書「奈良の人が知らない奈良の話」「大和のたからもの」「奈良古物散策」の3冊をもう一度読み返したり、ネットを検索したり、直接お尋ねしたりしました。

その中で、松壽の作品について何代目の作品かを特定することの難しさについても伺いました。
上の写真の五月人形の作者が九代「保伯」だと特定できたのは数年前のこと。十二代「惟孝」の武者人形も最初は九代「保伯」と断定したが、後年、柳生藩国家老の小山田主鈴が還暦記念に松寿に作らせたのが十牛香盒(こちらも出展されています)である事がわかり「惟孝」を特定できたのだそうです。
とにかく松寿を調べるには松寿を集めねばならなかったこと、40年間の成果だそうで、その素晴らしい成果を拝見できることの有難さをしみじみと感じた次第でありました。
この機会に是非ご覧にお出かけくださいませ。

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知らぜらる奈良一刀彫の始祖「岡野松壽」
会場:「なら工藝館
会期:2026年1月18日(日)まで
開館時間:10時~18時(入館は17時半まで)
休館日:毎週月曜日と年末年始(12/26~1/5)
※月曜日が祝日の場合は開館・その翌日が休館
入館料:無料

2025年12月18日木曜日

春日若宮おん祭2025*「還幸の儀」

12月17日、若宮さまの楽しい旅の一日が終わりました。

今年初めて配信された奈良テレビの動画がとてもよくて、ぬくぬくとお家で「お旅所祭」を拝見していると、それだけで満足して出かけなくてもいいかなという気になってしまいました。
でもお誘いいただき、気持ちを切りかえて遅い時間からお旅所へ。

直前まで雨が降っていたにもかかわらず、お旅所内は大勢の人!
夕方からの雨予報に供えて、芝舞台には仮屋根が設置され鼉太鼓にはビニールカバーがかけられています。
雨は「お旅所祭」の途中から降り出したようで、それまでのお渡り式の間に降らずよかったこと。
「蘭陵王」の途中からお旅所に入り、今年の奉納の最後の演目「納曽利」と、 撤饌の様子も拝見しました。


御饌が下げられるとお旅所内の全ての灯りが消され、しばらくして「ヲーヲー」の警蹕の声。多勢の神官と共に、若宮さまがお旅所から若宮社までお還りになる「還幸の儀」が始まりました。 

お旅所内に残っていた人たちもほとんどの方が若宮社まで参列されます。ただ、「遷幸の儀」の時と違って、若宮さまの列が目の前を通っていかれるのではなく、行列の先頭辺りで聞こえる警蹕の声と雅楽の音色を遠くに聞きながら参列させていただきました。

23時半頃、無事に若宮社の御殿にお戻りになって、神子神楽の後、参列者も順に参拝させていただき帰途に着きました。

参拝を待つ間ふと御殿の方を見ると、御殿の上にご神気が立ち昇っているように感じます。(そういう風に思って見るからかもしれませんが)

「おん祭」をもっと拝見したい気持ちと仕事の狭間で寝不足と闘い(笑)、私の今年の「おん祭」が終了しました。

「遷幸の儀」をご一緒したお客様に喜んでいただけたようで何より、今年もありがとうございました。

2025年12月17日水曜日

春日若宮おん祭2025*「暁祭」

890回目となる「春日若宮おん祭」
今年もお客様方と遷幸の儀から暁祭までをご一緒に参列させていただきました。(メモ:22時に奈良倶楽部出発/徒歩で大仏殿経由~二の鳥居まで約30分)

今年は比較的暖かなように感じます。
並んでいる間も苦にならず、まばゆい星空を眺めながら
若宮様の旅のご出発を待ちます。

そうこうするうちに日付が変わって午前0時。遠くから雅楽の音色と「ヲー、ヲー」という警蹕の声が聞こえてきます。
大勢の神官たちに囲まれた若宮様がお旅所へと参道を遷幸される列に、私達も参列させていただきお旅所へ。

12月17日午前1時頃からの「暁祭」 

お旅所ではあまりよく見えない場所への案内になり、途中(御饌が撤饌される頃)から、後ろの少し高くなっている場所へ移動して拝見しました。
偶然にも最前列に案内された2019年のブログに「暁祭」の様子を写真で説明しています。





後ろの方からですが、今年もまた御饌が撤饌される様子を動画に撮って、Instagramにpostしています。
2年前に岡本先生の講座で、暁祭の素合の御供について知ることができ、それから興味を持って拝見しているのですが(素合の御供については2023年のブログをご覧ください)今回も「大宮家の御供」がどこに置かれるのかを確認できませんでした。
※「大宮家の御供」は御殿には上げずに神楽の床に載せるそうです。

毎年、興味を持って知りたいと思うことがたくさんでてきます。。
早くから並んでいても、暁祭での立ち位置がよく見える場所になるかどうかは神様の采配次第。
欲張らずにいつか知ることができればいいなぁと願っています。

2025年12月16日火曜日

来年の練行衆発表と開山忌

12月16日 東大寺開山忌
この日に開山堂「良弁僧正坐像 」「実忠和尚坐像」、法華堂「 執金剛神立像」、俊乗堂「重源上人坐像」などが特別開扉されます。

朝の仕事を片付けて、まずは二月堂へ。
御鏡料と灯明料をお納めして坊雑券をいただきます。
釣り紐も新しくなっておりました。


開山堂の良弁椿にはたくさんの花芽がついていました。
修二会の頃が咲き誇る頃でしょうか。
開山堂も法華堂も30分以上並んで拝観し
その後は手向山八幡宮へ御鏡料を納めにまいります。
16日は14時頃に大和士やまとさむらいの宵宮詣があり、神前には鮭の懸物が掛かっています。

その後は俊乗堂へ、重源上人坐像と快慶作の阿弥陀如来立像などを拝観させていただきました。

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そして、開山忌の16日の朝10時。
令和8年の修二会参籠の配役が発表されました。

和上=上司永照・持寶院院住職 
大導師=森本公穣・清凉院住職 
咒師=上野周真・真言院住職 
堂司=池田圭誠・元興寺住職 
北座衆之一=佐保山曉祥・寶珠院住職 
南座衆之一=中田定慧・隔夜寺住職 
北座衆之二=平岡慎紹・上之坊住職 
南座衆之二=清水公仁・寶厳院住職 
中灯=望月大仙・普賢光明寺住職 
権処世界=上司永観・総持院住職 
処世界=鷲尾隆磨・地蔵院徒弟(新入)

練行衆配役の発表を聞くと
もう一気に心はお水取りの世界へ飛んでいきますね。
参籠される皆様のご無事の満行をお祈りしています。

2025年12月15日月曜日

「奈良マラソン」ボランティアの素晴らしさ

「奈良マラソン」でご宿泊のお客様から伺ったこと。
チェックアウトの時に「奈良マラソン」の運営が素晴らしいと褒めて下さったので、メモしておきますね。

ボランティアの方の配置が区間短く、たくさんいらっしゃるので、とてもきめ細かくお声掛けして下さるのが大変ありがたかったそうです。
例えば、「ここから道が細くなりますよ」とか「これから少し坂になりますよ」など。また脱いだものもすぐに回収してくださることや、「ここが最後のゴミ箱です」というアナウンスは、他にこんなことを言ってもらったマラソンはないと。細かなことでも声をかけてもらうことによって、走りながら心づもりができて、それがストレスを感じないことなのではと、べた褒めして熱く語ってくださったので、運営の方に届きますようここに書いておきます。

そしてもう一件、走るボランティア医療スタッフのこと。
写真は東京在住の友人のご主人↓

奈良マラソンでは、登録しているボランティア医療スタッフが50人ほど(医師、看護師、救命救急士)全国から集結して大会をサポートします。

バックパックの中には、数本のOS 1、保温シート、筋肉痛・筋肉疲労用スプレー、各種絆創膏、ゴム手袋、ウエットシート、ビニール袋、簡易人工呼吸器などが入っていて、結構重いものを背負って、フルマラソン走ってサポートされるのだそうです。(宿泊費、交通費は手弁当、バックパックも自前)

こうした安全安心へのきめ細かなサポートを今まで知らなかったので、ご主人について奈良入りした友人とランチしながら聞くことができてよかったです。

おまけの画像>>


マリオのコスプレで走ったお客様より画像いただきました。
2枚目は完走して戻ってこられたお客様。完走記念のバスタオルの図柄が素敵です。

友人とランチしたお店は東向商店街真ん中辺りの2階にあるイタリアン「オステリアユルリ」さん。美味しかったです。

そしてお店を出たらおん祭「大宿所詣」の行列に遭遇。
仕事の関係で大宿所まで行く時間がなかったので、偶然にも出会えて有難かったです。

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夜は、望月大仙師のお話会 「布薩と悔過と礼拝行」に参加。
こちらのお話はまた時間のある時に書きたいと思います。