2025年4月17日木曜日

當麻寺練供養会式へ*その①

當麻寺中之坊さんへは何度かお写経に伺いながら、中将姫御縁日の練供養会式に参加するのは初めてです。
初めてなので「ちとせなら」さんのツアーに参加してみました。

ブログでは、4月14日の様子を①と②に分けて書いてみます。

まず、その①では練供養会式が始まるまでの「ちとせなら」で案内していただいたことをまとめてみます。

ツアーの案内人は、Nara観光コンシェルジュの友松洋之子さん。
當麻寺中之坊の庭園「香藕園こうぐうえん」や霊宝館の見学、東塔の近くまで行ったり、當麻曼荼羅の絵解きにも参加し、その後に伽藍三堂(曼荼羅堂、金堂、講堂)の拝観。
練供養は金堂前特別席にて間近で観覧し、観覧中もイヤホンガイドを通して友松さんの解説を聞くことができ、初心者にはそれが大変ありがたいスペシャルツアーでした。

お昼頃の、まだ人が少ない當麻寺境内。
初めて見た来迎橋は結構長いですね。
来迎橋の西に曼荼羅堂、手前には娑婆堂↓があります。

ツアーは12時に中之坊山門前集合で、13時に始まる絵解きの前に中之坊さんを見学します。
「中将姫誓いの石」↑
一心に仏道を志す中将姫の強い信念により不思議にも石に足跡が付いたと伝わります。それにしても小さなおみ足です。
「稲荷社」
檜皮葺屋根で芸術的な造りの社殿ですが、老朽化で屋根替えを含む修繕工事が必要となり、その工事中に羽目板の中から極彩色の板絵が現れました(参照

庭園「香藕園こうぐうえん」では牡丹の開花が待たれるところですが、山野草やめずらしい花々もたくさん。こちらは五葉アケビの花↓
「香藕園」園長で副住職のXに園内の草花が紹介されています。

東塔↑と西塔↓
2010年に東西両塔の初層が同時に公開された時のブログ記事も参考にどうぞ。両塔についてだけでなく金堂などについても書いています。

そして13時からは、写経道場において當麻曼荼羅の絵解きが始まります。教えていただいてこそ知ることのできる智識、内容。絵解きの独特の節回しもいいですね。

この後は 曼荼羅堂、金堂、講堂を拝観しました。
特に曼荼羅堂では中将姫様の御縁日に合わせて、国宝・曼荼羅厨子の裏扉が開扉され、秘仏「裏板曼荼羅」がご開帳され、極彩色の板光背や諸尊板曼荼羅など非公開宝物が数点あわせて特別公開されて、素晴らしかったです。(→中之坊HP参照)

ところで、練供養会式は毎年 中将姫様の御縁日4月14日に行われます。 御命日と言わずに御縁日というのは、中将姫は生身のまま極楽浄土に往生されたからだそうです。

そうこうするうちに15時半頃になり、私達は金堂前の特別席にて練供養会式が始まるのを待ちます。(その②に続く)

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発売間もない「當麻寺の365日」も購入し、奈良のトビラのイベントにも申込み致しました。

2025年4月16日水曜日

東大寺境内*花便り「夕陽と桜」

 4月16日 先日のブログで「毎日少しずつでも歩きます」と宣言しながら、中々有言実行できずにいましたが、今日は夕陽を見ながら晩御飯のレストランまで歩いて出かけました。


夕陽を透かして見えた「おかっぱ桜」さん。
最後にとても美しい姿を見せてもらえました。
今年も立派に咲いてくれてありがとうございました。

ふと見ると真っ赤な太陽が沈んでいくところ・・・
慌てて大仏池まで走って
何とか日の入りに間に合いました!
iPhoneで撮影した写真は一枚も補正無し。スマホのレンズを通しても肉眼で見ても、本当に綺麗な夕焼け色の空でした。

 勧進所↑と西大門趾↓の普賢象桜、満開になってました。


興福寺境内を抜けてパインストアさん。
いつも美味しくて毎回感激です。

2025年4月15日火曜日

文楽「義経千本桜」

友人に誘ってもらって、久しぶりの文楽鑑賞。
大阪日本橋国立文楽劇場4月公演は「義経千本桜
10:30開演の第一部から第三部は20:30に終演という通し狂言です。



私はほぼ文楽初心者なので第一部はイヤホンガイドを借りて鑑賞。
これが初心者にはとてもよかったです。

第二部はちょっと所用があって途中で抜けて奈良まで戻りまた途中から入るということをしてしまいましたが、見ておきたかった「すしやの段」に戻れてよかったです。 

第三部は太夫と三味線が圧巻。
友人ご贔屓の織太夫さんのいいお声にうっとりしながら、贔屓を作ってひたすら推し活をすると違う世界が見えるって、まるで私の推し活の修二会と一緒だと感心しきり。
最後の白狐を操る桐竹勘十郎さんの若々しくキレのある人形の動きには本当に見入りました。素晴らしかったです。
満開の桜の美しさ、天上からひらひら舞いおちる花びらにもうっとりで、機会があれば第二部のリベンジにもう一度行くことができればと思っています。

お弁当の押し寿司が美味しくて、お寿司とおうどんにハズレがない、さすが大阪とこれも感心しきりでした。

2025年4月13日日曜日

MIHO MUSEUM*枝垂桜が見頃に

明日の朝早くから出かける用事があるために前日からのお休みをいただいて、日曜日の午後からどこへ行こうか、人混みや渋滞を避けたいからと、ふと思いついた「MIHO MUSEUM」へ。
そろそろ枝垂桜が見頃かなと、出かける前にHPで開花情報をチェックするもまだ「三分咲き」。でもその方が混んでなくていいかなと現地に着いてみたら、ほぼ満開! それも、ついさっき満開になったような可愛らしさで、嬉しくなって自然に笑みが溢れそう!










トンネルに入る前とトンネルから出たところ。美術館への行きと帰りで撮った枝垂桜が美しすぎて、同じような写真ばかりになりましたが、満開ほやほやの桜の花をご覧ください。

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MIHOミュージアム、お昼から閉館時間までゆっくり展示を見て
ランチもいただきコーヒーブレイクもして、特別展も常設展も存分に楽しみました。 

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帰り道は信楽から和束を抜けて奈良に戻りました。
山道を走りながら、視界にはずーっと桜が流れてくるのです。
山里のあちらこちらに、大きな枝を広げた桜の木がぽつんと立っていたり、桜並木になっていたり。川べり、森林公園、お寺や神社の敷地の中、大きな屋敷の敷地内にも、とにかくずっとずっと山桜がどこにでも咲き誇っているのです。
ミホミュージアムの植栽され手をかけられた枝垂桜もよかったですが、山里の桜がまだ満開を保って、モクレンや辛夷やヤマツツジなども見えて、今日も桜三昧、春の佳き一日でした。

2025年4月12日土曜日

東大寺境内*花便り「正倉院一周の桜散歩」

朝の仕事を終えて、少しは歩かないと・・・と、カメラ持って近場の正倉院一周桜散歩に出かけました。






おかっぱ桜はまだまだ見事に美しく
大仏池畔の楓の花や、池の向こうの桜がまだ綺麗に見えていたり
この大仏池の向こう側に見える桜は東大寺幼稚園沿いに咲いているソメイヨシノ。遠目にはまだ花をつけていて充分美しく見えます。
今年の桜は思った以上に長く咲き続けてくれて、十分に楽しませてもらいました。ありがとうございました。



こちらは、鼓阪小学校と正倉院西の塀の間のナラノココノエザクラ。
美しく残っている部分が少なくて、多分今日が見納めかなと思いつつ、最後の勇姿を撮ることができました。


奈良倶楽部に戻ると、辛夷が散り始め紫木蓮が満開になっていました。 

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余談ですが・・・
昨日、ショートステイ先で転倒した母。
幸いにも骨折ではなく強度の打撲で一安心しましたが、骨折からの手術からのリハビリを頑張れずに歩行困難になり認知症へと進んでいく高齢者の例を身近に見ているので、とにかくホッと一安心。 
そして近い将来に自分にも降りかかることかもと、今日から散歩を再開したのでした。わずかな距離でも継続は力なり。続けることが大事ですね。(←さて、有言実行となりますでしょうか?)