施設の方にご案内いただける機会があり「天理参考館」と「天理図書館」に行ってまいりました。
「天理参考館」は今夏に奈良博で、奈良国立博物館開館130年と天理大学創立100周年を記念して、出陳物のほぼすべてが参考館の展示物という特別展「世界探検の旅 ―美と驚異の遺産―」が開催されたばかり。
2回鑑賞しましたが(ブログ内記事★ ★)鑑賞時間2時間では足らないくらいの充実した内容で、奈良博に来ているのは参考館の収集品のほんの一部と伺い、いつか本丸に行かなくてはと思っていました。
こちらもすべて写真撮影OKで、つい撮ってしまいますね。
台湾には天理教の布教で訪れることが多く、昭和初めに収集したものが多く揃っています。
台湾の先住民族の物も多く。
解説を聞いてこそわかる物もあり、興味がそそられます。
右から2つめの大きな壺は唐時代の物。
パプアニューギニアの精霊たちの森
奈良博の展示コーナーを思い出す懐かしい一場面です。
ブラジル移民の方のパスポート↑かつてのパスポートには顔写真がなく、ほくろや身長などの身体特徴が細かく書き込まれているのです。
明治5年、鉄道開業当初の乗車券は日・英・仏・独語で印刷されています。とにかく小さな細かいものまでマニアックな品揃えで、特に鉄道関係のものはほぼすべて揃っているようです。
埴輪や土偶の品揃えも超一級揃いです。
富雄丸山古墳出土の三角縁神獣鏡!
奈良博でもお目にかかりましたね↑↓
中央には正倉院御物にもあるガラス碗↑
何より目を引いたのはこちら↓
これ、何だと思いますか?
頭と四肢を切り取ったヒツジの胴体をふくらませて袋状にし、それを並べて木枠をはめこんだ筏なのです!
黄河上流域に暮らすチベット族が使っていたそうで、動物を浮きとして利用するなんてびっくりでした。
こちら↑は11/26に天理の銀杏並木を見に行った時に撮影したもの。
並木道から建物の向こうに廻ると正面入り口があります。
天理参考館についての詳細は
公式サイトをご覧いただくとして
30万点にも及ぶ収集資料の中の3000点の展示、とにかく圧巻でしたので、機会がありましたら是非お訪ね下さい。
参考までに・・・当日ご一緒した、平川理恵さんのVoicy
★や、友松洋之子さんのチャンネル
★でも天理参考館について取り上げていらっしゃいます。
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そして「
天理図書館」もすごかった!
蔵書約150万冊!このうち国宝6点、重文88点!(詳細
★)
蔵書の内容もすごいのですが、実は建物自体の素晴らしいこと!
図書館内は撮影不可でしたので資料↓掲載の写真からご紹介します。
扉を開けると正面ホール。階段の手すり、出納台、書庫扉の枠などには大理石が使われて重厚な雰囲気を醸し出しています。
天理図書館は開架式ではなく、閲覧したい資料を申請して出してもらいます。資料閲覧についてはこちら
★をご覧ください。
閲覧室は一般の者も自由に利用できます。何とも素晴らしい閲覧室で、ここには開架書架もあり自由に閲覧できます。
建物を囲む風景もまた素晴らしくて
自然豊かな大学構内を散策するだけでも楽しいでしょうね。
機会があればこちらも是非お訪ね下さい。