2025年7月28日月曜日

東大寺「解除会」

7月28日  東大寺「解除会」

大仏さまに夏越しを祈る法要が行われ、大仏殿内に設えられた茅の輪を一般参拝者も順にくぐらせていただけます。

6月晦日の春日大社の「夏越大祓」には、夏風邪真っ最中で出かけられなかったので、今年初めての茅の輪くぐりを大仏殿でさせていただき、すっきり元気に夏を越せそうです。

まずは8時からの法要の前に、大仏殿の前で、出仕される僧侶たちが大きな茅の輪を順々にくぐって大仏殿に上堂されてゆかれます。

若い僧侶の方から順番に、長老様もお若い長老様からくぐって大仏殿の中へ。
狭川長老の後は筒井長老、北河原長老、森本長老、橋本長老、そして最後に橋村別当。(長老様方のご様子は Xに動画をpost→

法要が始まり茅の輪も大仏殿内に設置され
参拝者が順々にくぐっていかれました。
茅の輪くぐりの作法を見ながら海外の方も
老若男女、赤ちゃんも元気にすくすく夏を越してくださいね。
大仏様の大きな手を見ていると、昨日観た映画「大佛さまと子どもたち」をつい思い出してしまいます。
映画の冒頭に、東大寺をガイドしている戦災孤児の豊太が会津八一の詠んだ歌を披露する場面があります。
「おほらかに もろて の ゆび を ひらかせて おほき ほとけ は あまたらしたり」を思い出しながら、大仏様にしっかりお参りして、氷室神社さんにもお参りに伺いました。
大宮宮司さまのFacebookで、7/20の朝に見事な最期を遂げられた枝垂桜のことを知り、長い間私達を楽しませてくれた「奈良の一番桜」にお礼を伝えたい気持ちもあってお参りに伺ったのです。
奈良に春が訪れた喜びを、氷室さんの桜開花の報で毎年知らせていただいていたこと、長い間ありがとうございました。

かつての見事な姿を2012年の過去記事から一枚上げておきます。
そして、帰りに東大寺ミュージアムで知足院のお地蔵さまにも
知足院の御本尊「文使い地蔵」は9/4まで東大寺ミュージアムで拝観できます。