4月14日16:00 さて、いよいよ練供養会式が始まります。
中将姫さまは、宝亀6年3月14日、二十五菩薩のお迎えを受け、現身のまま、阿弥陀如来さまの極楽浄土へ迎えられました。その故事に因んで行われるのが「聖衆来迎練供養会式しょうじゅらいごう ねりくようえしき」です。
境内に来迎橋がかけられ、観音菩薩、勢至菩薩ら二十五菩薩が、現世に里帰りした中将姫を迎えて、阿弥陀さまの待つ極楽へ導いていく様子を再現します。
法要に先立って、中将姫さまのお像を乗せた神輿が西方の曼荼羅堂(この日は極楽堂と呼ばれます)から娑婆堂へ向かいます。その後に中之坊の僧侶の皆様が極楽堂へ散華を撒きながら進まれます。
続いて、娑婆堂へ向かって稚児行列、楽人、僧侶の方々が向かわれていよいよ二十五菩薩様が登場です。
菩薩の面で視界が限られるため、介添えの方と渡ります。
そして最後に、来迎蓮弁を手にした観音菩薩(すくい仏)、両手で拝みながら歩む勢至菩薩(おがみ仏)、天蓋を持った普賢菩薩と続きます。この中で観音菩薩と勢至菩薩は介添え無しで来迎橋を渡ります。
ほぼ視界ゼロで極楽堂から来迎橋に降りる段差の場面に注目と、イヤホンガイドで友松さんよりご案内あり、その場面の動画はこちら→★
菩薩の面で視界が限られるため、介添えの方と渡ります。
ほぼ視界ゼロで極楽堂から来迎橋に降りる段差の場面に注目と、イヤホンガイドで友松さんよりご案内あり、その場面の動画はこちら→★
観音菩薩と勢至菩薩の動きが左右対称になるようになっています。
狭い視界で動きをシンクロさせて、スクワットを上下する激しい動きを100m以上ある来迎橋の上で繰り広げていかれますが、相当な鍛錬が必要なのではないかと思いました→動画★
上の3枚↑の写真は中将姫様をお迎えに娑婆堂へ向かう観音菩薩様。
手にした蓮弁台にはホゾが付いてます。
狭い視界で動きをシンクロさせて、スクワットを上下する激しい動きを100m以上ある来迎橋の上で繰り広げていかれますが、相当な鍛錬が必要なのではないかと思いました→動画★
上の3枚↑の写真は中将姫様をお迎えに娑婆堂へ向かう観音菩薩様。
手にした蓮弁台にはホゾが付いてます。
娑婆堂で中将姫様をお迎えする場面を動画で撮ることができました!
動画★では「来迎和讃」の調べが聞えます。
「大乗智悲の手を伸べて行者の頭をなで給う、遂に引接したまひて、金蓮台に乗せたまう。輪廻生死のふるき里、このとき永くへだたりぬ。則ち金蓮台に乗り、仏の後にしたがひて、しばし間を経る程に、安養浄土に往生す」(来迎和讃:友松さんに教えていただきました)
動画★では「来迎和讃」の調べが聞えます。
「大乗智悲の手を伸べて行者の頭をなで給う、遂に引接したまひて、金蓮台に乗せたまう。輪廻生死のふるき里、このとき永くへだたりぬ。則ち金蓮台に乗り、仏の後にしたがひて、しばし間を経る程に、安養浄土に往生す」(来迎和讃:友松さんに教えていただきました)
下の7枚↓の写真は娑婆堂から極楽堂へと戻る観音菩薩様。
復路では蓮弁の上に中将姫様の像をのせ、極楽へとお連れします。
勢至菩薩(おがみ仏)、普賢菩薩、二十五菩薩と続いて、中将姫様を無事に極楽浄土へとお連れしていかれました。動画★復路では蓮弁の上に中将姫様の像をのせ、極楽へとお連れします。
今回は「ちとせなら」さんのツアーで金堂前から座って拝観したので、高い位置から全体を俯瞰して拝見できたことがとても良かったです。
またスマホの5倍ズームで娑婆堂の様子を見ることができたのも、この場所のおかげと思います。
またスマホの5倍ズームで娑婆堂の様子を見ることができたのも、この場所のおかげと思います。
ただ至近距離の臨場感を味わうことができなかったことや、散華を拾うことができない(笑)などが残念でしたが、初めての拝観でこれだけ十分堪能させていただけて有難いことでした。
この日ご一緒の皆様、「ちとせなら」の岡下さん、ご案内役の友松さん、皆さんどうもありがとうございました。
この日ご一緒の皆様、「ちとせなら」の岡下さん、ご案内役の友松さん、皆さんどうもありがとうございました。
「當麻寺練供養会式へ*その①」はこちら★です。