2019年9月16日月曜日

東大寺福祉療育病院で「大仏くらべ」朗読

東大寺福祉療育病院「天坊まつり」にお邪魔してきました。
奈良時代、悲田院・施薬院の施設を作って、病気の人達の救済に努めた光明皇后の精神を受け継いで設けられた「東大寺福祉療育病院」。
毎年9月に、障害のある子供たちにも祭を楽しんでもらおうと開催される「天坊まつり」も第6回めだそうで、今年の出し物は、十四世 茂山千五郎氏による「大仏くらべ」の絵本朗読です。
開会式の後、参加者全員で「天坊体操」を楽しんで
創作狂言「大仏くらべ」作者の大江隆子さんと横笛奏者・植松葉子さんによる演奏から始まりました。

そして、彫刻家・水島太郎氏による大仏様の贈呈と
平岡常任理事による大仏様のお話。
「大仏くらべ」にちなんで、奈良の大仏さまと鎌倉の大仏さまが造られました。水島太郎さんは乾漆彫刻家ですが、今回は漆だけでなく陶器の粘土も使って制作されています。性質の違う素材を合わせてつくられたのは、一人では生きられないという思いを込めたかったとお話されていました。舞台背景の松の絵も子供たちと描かれたのです。
お膝のあたり、黒い部分が漆だそうです。大仏様は撫でたり触ったりしてもいいそうで、最後にちょっと触らせていただきました。
いよいよ、茂山千五郎氏による絵本「大仏くらべ」の朗読です。
朗々とした声に狂言を演じてらっしゃる姿を思い描いて、うっとりと聞き惚れておりました。
プログラムの最後は、みんなで手をつなぎ大きな輪になって「奈良の大仏さん」を歌って子供たちを包みます。そして「しかさん音頭」で締めくくられました。
絵本「大仏くらべ」は松田大児さんのサインで一冊持っているのですが、千五郎先生のサインがいただけるということで、もう一冊購入。
ばっちり名前を入れていただきました。


お土産に、北河原長老が書かれた「大仏くらべ」の文字が入った樫舎さんの小種をいただきました。ありがとうございました。